必殺値下げビームッ!
今日はダーリンが風邪でダウン!せっかく日記を書くためにネタ調達しようと思ったのに。・・・・・よし、起こそう。ユサユサ。「・・・・・う~ん。」ユサユサ。「・・・・うう~ん。」ユサユサユサ。「・・・な~に~?オレしんどいんだけど。」ムリヤリ起こしてインタビュー開始(ちゃんとお薬は飲んでね)!わたし:「あのね、今回のお家随分値切ってたみたいだけど納得価 格はどうやって決めたの?」 *ちなみにダーリンは最初に売り出された価格の約20% 値切った段階でOKを出しました。ダーリン:「う~ん、明日にしてくれない・・・・?」わたし:「ええ~?今日の日記のネタにしたいの。おねがい。」ダーリン:「・・・・表面利回り10%、ネット利回り7%。あと 買い取り業者価格を参考に。」わたし:「どういう意味?」ダーリン:「あの(購入した物件の)あたりで同じようなタイプの 賃貸物件の相場を調べて、それを12ヶ月で掛ける (1年分の賃収)。それを購入価格で割った時(正確にい うと『割り戻す』という)に10%以上になれば買う価 値有り。これを表面利回りって言うんだ。要は家を買っ た時に他人に貸したらどのくらいの利回りがあるかとい うことは売買時の価値指標になるんだ。勿論場所や物件 の状態、時代にもよるけど、今時なら中古物件なら表面 利回り10%以上ならその物件価格はひとまず合格なん じゃないかな?」わたし:「じゃネット利回り7%っていうのは?実際は賃貸に貸し出 したら入れ替わりで空きが出たり、修理費がかかったりす るからその分なんかを差し引いた実際の賃料収入を購入価 格で割ったものってこと?」ダーリン:「そう。マンションの場合は固定資産税・都市計画税・火 災保険料や空室による損失、修理費などなどの諸経費を 総賃料収入の20%くらいみておいて、一戸建ての場合 は築年数なんかにもよるけどこれ(経費率というのだそ うです)をだいたい今回なら30%で見ておく。それら の経費を差し引いた正味の賃収を購入価格で割った時に 7%以上になるようなら一つの『買いサイン』にすると いいと思うよ。」わたし:「ふーん。じゃ買い取り業者価格は?そんなものわかるの ?」ダーリン:「それはむずかしいな。今回は買い取り業者価格を聞き出 せたからわかったけどフツーは教えてくれないと思う。 でもさっき言ったみたいにして、ネット利回りで購入参 考価格を出して、それに0.85を掛けたら買い取り業 者価格に近いかも(?)しれないね。」わたし:「なんで0.85を掛けるの?」ダーリン:「それは買い取り業者が不動産を購入するときは一般人で も不動産屋さんでも『取得経費』というのもがかかるか らだよ。中間省略登記なんかで経費を削減するなど色々 方法はあるみたいだけど、それでも購入価格の15%く らいは経費をみてると思うよ。だから例を出すと、 ・売り出し価格:2,500万円の住宅 (3LDKマンション) ・同タイプの 賃貸マンション:家賃相場16万円 があったとする。 表面利回りは、 16万円×12(ヶ月)=192万円÷2,500万円 =7.68% ネット利回りは、 16万円×12(ヶ月)×95%(空室損失)×80%(経費 率を20%)÷2,500万円=5.83% この状態なら少しこの物件は「割高」だね。 これを取得経費15%くらいみてなおかつ表面利回り10 %、ネット利回り8%以上にしようとすると、業者さんの 仕入れ価格としては、1,600万円以下で仕入れしないと再 販売して稼げないんじゃないかな。 また逆に言えば1,600万円とは言わないでも、一般のお客さ んの立場としてはせめてこの物件なら2,000万円以下を目標 にがんばって値下げ交渉したいところだね。 ・・・ゲホッゲホッゲホッ、もうだめ、寝る。」ついにここでダーリンはダウンしてしまいました。ありがとう、ダーリン。日記を見てくれた人たちの参考になればいいね。