鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST 第39・40話(感想)
子どもの冬休みは終わりましたがばたばたしております。最終話まで視聴した秋アニメにもまだ感想を書いていない作品もありますし、読書記録だけでも残しておこうと思う本も何冊かあったり…と言う訳で先々週は視聴はしても感想が書けなかったので2話まとめて簡単に。あらすじは公式サイトから引用します。-----以下引用-------------------------------------第39話「白昼の夢」エドとアルの奮闘により捕らえられたスカー。自分の両親を殺した彼に、ウィンリィはなんと傷の手当てを施す。「俺を許すのか」と尋ねるスカーに、「理不尽を許してはいない」と毅然とした態度で答えるウィンリィ。またイシュヴァールの血を継ぎながら「この国を変えるため」軍に居続けるマイルズの存在もスカーの心境に新たな変化をもたらす。マルコーたちの嘆願により、捕らえたスカーを一旦釈放する事にしたマイルズ。なんとかキンブリーの目を誤魔化し、ウィンリィ共々もまとめて彼らをブリッグズ要塞に匿おうと一同は作戦を考えるが、その時ウィンリィが思わぬ方法を口にした。第40話「フラスコの中の小人(ホムンクルス)」ブラッドレイの命令で中央司令部へ召喚されたオリヴィエ。突破口を開くため、彼女はあえてブラッドレイの懐へ飛び込み、軍上層部に籍を置く。一方、中央司令部の食堂でホークアイと再会を果たしたロイは、彼女から伝えられた暗号から、大総統の息子、セリムの正体を知る。その頃、中央司令部地下では、お父様が在りし日の過去を夢見ていた。かつて隆盛を極めていた頃の王国・クセルクセス。そこで、"23号"と呼ばれる奴隷少年の血から生まれた彼は、礼としてその少年に名前を与える。その名は「ヴァン・ホーエンハイム」―-----引用終わり-----------------------------------感想は思いついたまま。緊迫した雰囲気から始まりましたが芝居だったのね。ウインリィを危険に晒してしまった自分に腹を立てていたエドは演技じゃなく激怒。その上、キンブリーはウインリィがいてもスカーを撃とうとしたしね。色々思う所はあっても命を救う側のウインリィだったり、赤い目の同胞であっても内側から…なマイルズさんだったり…そんな二人にスカーの心も動いた様です。特にウインリィの行動と言葉は師や兄と同じでしたしね。回想の中で兄が語っていた負では無く正の…強調されていた様に感じるのでもしや今後大事なポイントとなるのかな?エドのスカーへの怒りも分かりますがこの国を救う手立てとなり得る研究書の解読を最優先に考えるマイルズさんは流石少将の部下だと思いました。アルに正体を見せられたキメラの男達はこの国を救うために、家族を守るために、自分達が元に戻るために、何より今キンブリーに見つかって殺されないためにもマルコー達の解読を邪魔せず一緒に逃げる様です。手枷には信用を得るだけでなく… ヨキが役に立ってる!こんなところで使える人だったとは…坑道の途中にあった管理小屋で更に精細な地図も入手。複雑そうに見えた地図もぱぱっと分かってしまう様です。しかし突然少将が中央に召集され…少将の代わりにブラッドレイの息のかかった将校が指揮する事になったならスカー達を匿うのは困難。吹雪の中疲れない体を持ったアルが一人知らせに向かいます。しかし、疲れない筈のアルが朦朧とし見たものはやせ細った自分の体。エドが見た時より更にやせ細っている様に見えるのですが…魂が器に拒否反応!?バリーが言っていた事が過るアルですが今は知らせに走ります。虎児を得るため自ら虎穴へやってきた少将。女狐言われていますがあの豪胆さはむしろ熊。廊下で偶然会ったロイとの会話は本音?気が抜けない会話のはずなのに笑えます。ブラッドレイの元に出頭した少将はレイヴンに代わって席を望む。代わりにブリッグズ兵達はブラッドレイが…育ててきた兵士達は少将がいなくても一枚岩として…リサからロイへの暗号の場面が短かった様な…お父様と父の関係。父が血を分け誕生したホムンクルス。(そもそもホムンクルスを作った主もすごいですね。偶然誕生したのかな?)若い頃の父とエドは似てます。見た目だけでなく気性も似てそうです。錬金術師の主に使える奴隷だった父はホムンクルスから名づけられ、知識を与えられ…奴隷として部屋の掃除をしていた頃の窓枠に鉄柵が嵌っていたのが、錬金術師として主から認められた後は囲いのない広い窓なのが生活の変化を感じさせる。町にいる他の者達に読み書きや計算を教える様子は時間が足りなくて描かれなかったのかな?(リザからロイに暗号を伝える所も端折られていたし…)最後には望んでもいなかったのに朽ちぬ体を…ホムンクルスは望んでいた通りフラスコから出る事が出来ましたが…クセルクセス全国民を使い作られた賢者の石の半分を分け与えられた父。意識を内に向けると…汽車の中で夢から覚めた父はイズミ達と出会い、ご挨拶。体調の悪いイズミを治療しますが、あれ見たらシグさんが刺されたと勘違いしても仕方ないですね。誤解は解けても何者?で人間の形をした賢者の石である事を明かす父。色々な形状を取る石であってもこれまで小石程の大きさしか見た事が無いエド。大きければ大きいほど犠牲になっている人の数も多い。バカでかい賢者の石なんて…出来る事ならお目にかかりたくないと言うエドと父の姿が重なる。次回、第41話「奈落」時間やバランスの都合で端折られているのは仕方ないのかもですが、その分今後大事に成りそうなところは強調している様に感じる。さりげなく差しはさまれた伏線では忘れてしまったり分かりにくかったりしますが、分かりやすくなった分だけ驚きが減ってしまっている様に感じますがそれは原作既読だからでしょうか?新ED見て1期後半のDTBEDを思い出したりも…2010年1月27日発売!もうすぐですね。DVD第6巻。19~22話収録。封入特典FA CHARACTER VAULT(アイキャッチカード収納ファイルケース)(初回のみ)EYE CATCH CARD(初回のみ)ALCHEMIST7'S LOG(16P特製ブックレット)(初回のみ)菅野宏紀による描き下ろしジャケット 映像特典未放映話「シンプルな人々(仮)」荒川弘 描き下ろし4コマ劇場