テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:カナダ
バンクーバーの英語学校は楽しいものでした。
私の留学の本当の目的は語学ではなかったけれど、 色んな国から来ている年齢も様々なメンバーと過ごした時間は 私にとって貴重な経験となりました。 生徒のほとんどが10代の日本人の中で、 25歳の私はやっぱりちょっと敬遠されがちで、 それが逆に日本人で固まるのが嫌だった私にとっては 好都合でした。 国に費用を出してもらって中国から来ていたロンは 本当に真面目な人で、 その上ものすごくシャイで無口でしたが、 親の目から離れて開放的になっている若い日本人学生が、 毎日毎日ナンパ攻撃を繰り広げている横で、 決してその攻撃を受けない私には何故かいつも 「HI!」と声をかけてくれました。 国に奥さんも子供もいる30歳代後半(推測)のロンは、 多分ものすごく優秀な人なんだろうと思います。 でも、英語を上手く話せないしシャイなため、 若くてバカな日本人男子からよく笑いのネタにされていました。 それでもいつも穏やかな笑みを絶やさず、 彼らのからかいの質問にも真面目に答えているロンを見て、 そのバカな奴らと同じ日本人である事を恥ずかしく思いました。 「同じ日本人としてごめんなさい」と、ある時私がその事を謝ると、 「気にしてないよ」と言ってくれました。 「彼らは若いし」と言って、またあの穏やかな笑顔。 うわぁ~大人の男! 私に彼がいなくてロンに奥さんと子供がいなかったら 惚れてたね、きっと。 …って、コレじゃあ、まるであのバカ日本人と同じじゃないか! いやいや…失礼。 日本人として、っていう感覚、日本にいると なかなか感じることはないと思うんです。 でも、カナダにいる時にはよく感じました。 ちょっと大袈裟ですが、 常に「私は日本の代表なんだ」と 思っていました。 そういう大きな世界での自分の存在というものを カナダに行って強く感じたことも、 私の今までの在り方を見直すきっかけになったと思います。 (長くなりそうなので今日はここまで!) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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