テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:カナダ
ホストファミリーのLEACH家では
毎朝クラシック音楽をBGMに朝食を食べます。 ホストマザーのローズマリーはイギリス人で、 彼女が20代の時にカナダに移住してきたそうです。 なので、朝食もブリティッシュスタイル。 マフィンやスコーンにジャム、 コーヒーは全然飲まずに専ら紅茶です。 食事の時には、どんなに簡単なものでも 必ずランチョンマットをひき、優雅にいただきます。 そして、素晴らしいクラシックミュージック♪ 正直、慣れるまで時間がかかりました。 もともとダンス系のブラックミュージックが好きな私。 朝からお上品にしないといけないような気分になって、 ミルクティーが何度ノドにつかえたことか! それでも、毎朝ローズマリーから、 「今朝のクラシック」の紹介をしてもらいながら、 「良い曲ですねぇ~」なんてにこやかに、おしとやかに ブリティッシュモーニングをいただいていたのでした。 ある日、 大学内にあるチケットぴあのようなところ(そんなのもあるんです)で、 Princeという文字が目に入ってきました。 どうやらバンクーバーでコンサートをするらしくて、 チケット発売中!と書かれていました。 そのチケット代の安いこと! 日本では一万円近くするであろうPrinceのコンサートチケットが、 何と半額!行くっきゃない! 即買いでした。 そして、コンサート当日。 夕方からのコンサートだったので、 その日の夕食は要りません、とローズマリーに伝えると、 「どこかにお出掛け?」と聞かれ、 「はい、コンサートに」と私。 「まぁ!素敵!誰の(というか、どのオーケストラの?という感じ)?」 「Prince」 「Sorry?」 「Prince」 「……。」 それ以上、彼女からのコメントは無しでした。 嫌いなのかぁ~、だろうなぁ~。 だって、あのエロおやじだもんなぁ~。 言わなきゃよかったかも、と思いながら、コンサートに行きました。 いや、もう、すごく良かった! 何人もの良い女をはべらせて登場した時には、もう鳥肌モンでした! その夜はPrinceの紫色の夢を見ましたよ。ハァ~、素敵…。 そして次の朝、私を起こしたのは、やっぱりクラシック音楽。 「昨日のコンサートはどうだった?」 なんて、ローズマリーは聞いてくれませんでした。 ホント、嫌いなんだね~。(x_x)ゞ でも、日本に帰ってから私、クラシックも聴くようになったんですよ。 ジャンル問わず、 良い曲は良いという事がわかりました。 でも、ローズマリーがPrinceを聞くことは 絶対に無いと思いますけどね。(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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