テーマ:お仕事のお悩み(671)
カテゴリ:仕事
私の担当は親族控室なんだけど、
今日は人が足らないらしく、披露宴の料理出しをして下さい、と言われた。 が~~~~~~ん! りょ、料理出しって、あの 「本日のメインは国産牛ロースのソテー、赤ワインソースでございます」 とかいうやつ!? 前菜から始まってスープ、サラダ、お魚料理…全部になが~い名前が付いている、 それを全部覚えて説明をしないといけない、あれ!? でけへん、でけへん! ぜぇ~ったい無理! と泣きそうになったが、 「○○さんなら大丈夫!頑張って下さいね」 と言われたら、笑顔で「はい!」と答えてしまう私のバカ! 親族控室担当で入ったので、それは困ります。 とは、絶対に言えない。 だって、今日人が足りないの、知ってるんだもん。 他の人がサボってるのにその仕事を押し付けられるんなら文句も言えるけど、 この状況は仕方ない。 やるしかない。 私が今日初めてこの仕事をする、と知った 他のメンバーは 私よりももっと不安げだ。 「この人、大丈夫なん?」て感じ。 で、みんなとっても親切にシャンパンのつぎ方から パンのサーブの方法まで教えてくれる。 でも、もう本番まで後何分もないのだ。 常にレディーファースト。 椅子を引くときと熱い料理を出すときのみ手袋をはめる。 シャンパンは静かに注ぎ入れ、入れすぎないこと。 入れ過ぎるとグラスからシュワ~ッとふきこぼれてしまう。 蓋の付いたお料理はお出ししたらすぐに蓋を取って横に立て掛ける。 灰皿は吸い殻が2本になったらお取り換え。 お客様の両側からサービスしてはいけない。 …etc. えーと、それと、それと…。 いかん!まだあったと思うけど、思い出せない! と思っているうちに、お客様が入ってきた! あ~~~!もうええわ! やれるだけやってみよう! とにかく、スマイル、スマイル! お料理紹介は、とりあえず一番の笑顔で、 「むにゃむにゃのステーキ、ごにょごにょ風ひそひそ添えでございます」 料理の名前は早口でやり過ごし、 「お皿が熱くなっておりますので、お気をつけ下さいませ」 をものすごく丁寧に言う。 「え、これなんですか?」と聞かれたら最後だ。 私の担当テーブルのお客様、ごめんなさい! でも、パンのサーブは自分でもうまく出来たのが嬉しくて、 これでもか!というくらいお代わりしてもらったから、それで許して下さい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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