カテゴリ:ひとりごと
兄は今、熱烈恋愛中。
お相手は10以上も年下だそうで、 兄いわく、結婚を迫られているらしい。 (迫ってるのは兄なんじゃないか、と家族全員疑っている) 妹の私が言うのも変だけど、兄は女性からよくモテる。 決して容姿が良いとかじゃなく、雰囲気でモテるタイプだと思う。 中学時代まで、本当に冴えない男の子だったのに、 私立の高校に入って遊び始めてから、彼のその辺(どのへん?)の才能が開花した。 私は兄と仲が良いので、よく彼女を紹介してもらったが、その度に、 「あ~、この人が私のお姉さんになってくれたら良いな~」 とか、 「この人はちょっとキツいぞ~」 なんて、妹なりに色々と喜んだり、心配したりしたものだ。 でも、兄がある年齢を超えてから、 「もう結婚はしない」 と言い始めたので、 誰か素敵な人を「お姉さん」と呼べる日は来ない、と諦めていた。 そんな時、今回の年下彼女が出現した。 その彼女の前の何人も、同じように年の差がある彼女ばかりだったので、 (兄の年が年なので) いつもと何も変わらないつもりだった両親は、 「彼女と会ってくれへん?」 と兄に言われ、ものすごく狼狽えていた。 実は兄は以前、婚約までした彼女がいた。 でも、準備が進むにつれて兄の気持ちがどんどん冷めていき、 土壇場でキャンセルしてしまった。 その時、相手の女性を深く傷つけてしまったことを 今でも気にしている両親は、 兄の言葉を素直に喜べないでいたようだ。 すぐに両親から連絡をもらった私も驚いたが、 考えてみたら、今がやっと兄にとって 結婚を真剣に考えられるタイミングかもしれない、と思う。 「そんなにビックリしないで、気持良く会ってきてあげてよ」 と、私は両親にお願いした。 そして兄と彼女、うちの両親が御対面! 次の日、早速母から報告の電話があった。 結果から言うと、残念ながら、父母にはあまり気に入られなかったようだ。 うちの両親に会うために、わざわざ服を買ったらしいのだが、 胸元が深く開いていて、谷間もバッチリ見え、 両親が目のやり場に困るような服に、ネイルアートを施した美しく長い爪。 その美しい手を、食事中も食事後も、ずっと兄の手に絡めていた、というのだ。 うちの両親の前で。 10以上年下、と言っても、社会に出て随分経つと聞いているので、 もっと落ち着いた人を想像していた両親は、 「まるで女子大生」 みたいだった、と言っていた。 だからといって結婚に反対するような両親じゃないので、 後はすべて兄に任せることになるんだろうけど、 「なんだかなぁ~」という雰囲気は隠せない様子だった。 自分の目で見たわけじゃないけれど、 「お姉さん」とは 呼べそうにない…だろうなぁ~。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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