テーマ:海外生活(7773)
カテゴリ:カナダ
シンガポールエアの飛行機でサンフランシスコに向かった私は、
機内でちょっとした勘違いをされることになる。 私が自分の席で窓の外をボーッと見ながら寛いでいると、 外人の(多分シンガポールの人?)スチュワーデスさんが、 飲み物か何かのサービスのために私の横にやって来た。 で、何か聞いてくれると思って待っていた私を見た彼女は、 ニコッと笑ったと思ったら、すぐに何処かに行ってしまった。 呆気にとられていると、どこかから日本人らしいスチュワーデスさんがやって来て、 「お客様、日本の方ですね?」と聞く。 「はい」 「サンフランシスコではどなたかお迎えに来られるんですか?」 「はい、バンクーバーに留学中なんですけど、 日本から旅行でやって来る両親と、 サンフランシスコで会うことになっています」 私がそう言うと、そのスチュワーデスさんは満面の笑みを浮かべ、 「まぁ!お一人で!?偉いですね~」と言う。 偉い? 何じゃそりゃ? 「こんなにお若いのに、たった一人でなんて」 若いって、四捨五入したら30だって! 「何かあったら、何でも私に言って下さいね」 そう言うと、彼女は微笑みながら行ってしまった。 推測するに、 最初に来た外人のスチュワーデスさんが、 私を一目見て「日本人の子供」だと思い、なのに一人旅だと驚き、 慌てて日本人のスチュワーデスを呼んだ、という事のようだ。 だって、「偉い」だもん。 そりゃ、私は背も高くないし、童顔だし、ジーンズにTシャツという身なりだし。 年よりも若く見られるのはカナダだけじゃなく、日本にいた時からよくある事だけど、 でも、「偉いですね~」は無いと思う。 ちょっと、傷付くなぁ~…。 でも、後から考えると、サービスの面ではシンガポールエアは本当によく行き届いていた。 その日本人のスチュワーデスさんは、その後も何度も私のところに来てくれて あれやこれやとお世話(泣)してくれたし、食事もすごく美味しかった。 カナダ滞在後も飛行機には何度か乗っているが、 今てもシンガポールエアが一番好き、と言えるかもしれない。 ただ、年齢は確認してから声掛けてね。 (なかなかサンフランシスコに着かなくてすみません!続きます!) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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