テーマ:韓国!(17288)
カテゴリ:ひとりごと
ガイドのキムさんはまだ新婚ホヤホヤの新妻で、
私達家族は移動中の車の中で、よく旦那様とのオノロケ話を聞かせてもらいました。 もうすぐ新妻になる私は、キムさんと結婚について色々と話したんですが、 その中にはやっぱりお姑さんには気を遣う、という話が多く、 どこの国でも一緒なんだな~と実感しました。 キムさんは、いわゆる「今どきの女性」らしく、 結婚するまでキムチも漬けられなかったそうです。 「全部母がやっていたので」とキムさんは言いました。 「でも、旦那さんのお母さんにダメよと言われて、今教えてもらってます。大変です」 と笑うキムさんは、本当に私と同じ。 何だか親近感が湧いて、その後も私達はよく話をしました。 今回、父の知り合いの旅行代理店の方の計らいで、 ツアー客は私達家族だけ、という状態だったので、 キムさんも運転手さんも私達専属。 なので初日に観光名所をいくつか回っただけで、 後はずっと私達の好きな所に行ってもらえました。 ちょっとだけ見てみたい、とロッテワールドにも短時間連れて行ってもらったり、 東大門市場がすごく気に入ったから、3時間ほどここでウロウロしています、とか 私達の好きなようにさせてもらえました。 考えてみると、カナダではもちろん、帰りに行ったボストンでも、 ニューヨークでも、ずっとそういう風でしたから、 この韓国旅行がもし他のツアー客と一緒の、 予定がすべて決まっているような旅だったら、 こんなにも思い出に残ってなかったかもしれません。 夕方の便で韓国を発つ私達は、 最後の食事になるランチに参鶏湯(サムゲタン)を選びました。 サムゲタンは、若鶏の中に高麗人参、にんにく、なつめ、 もち米などを詰め込んで煮込んだ韓国伝統料理です。 ホテル近くにあるサムゲタン専門店をキムさんから教えてもらって行ったんですが、 満席のために行列が出来ているほどの流行っていました。 客の回転が早いのか、そんなに待たずに中へ。 そして、もちろん全員サムゲタンを注文しました。 分厚い土鍋で運ばれてきたサムゲタンは、 ものすごく熱そうでまだスープがブクブクと音を立てています。 白く濁ったスープを、ふぅふぅと冷ましながら少しだけ口に含むと、 ものすごく鶏のダシがよく効いた、絶品スープでした。 ただ、高麗ニンジンのせいか、少し薬臭い感じがしましたが、 私は逆にそれがとても気に入りました。やっぱり韓国料理が合うんだと思います。 タイ料理やインド料理が苦手な父にはサムゲタンはしんどかったようで、 「何でこんなん食べなあかんねん」 と顔を歪めながら高麗ニンジンを食べていました。 「高麗ニンジンをこんなに沢山食べたんだから、きっと長生きできるよ」 と、他の4人がニヤニヤしながら言うと、 「太く短く生きるんや」 と呟いていました。 いや、絶対に「長生きしたい!」というタイプよ、あなたは(笑) 空港まで送ってもらい、搭乗口に入るまで一緒にいてくれたキムさんに手を振り、 私達は韓国を後にしました。 最初で最後の家族の海外旅行。 本当に、あっという間だったな。 ちゃんと言ってなかったけど、ありがとうね、お父さん。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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