テーマ:恋愛について(2608)
カテゴリ:ひとりごと
今から思えば、私からハッキリさせたら良かったんだろうと思います。
こんな中途半端な状態、イヤだって。 でも、そんな事したら、彼はきっと 「そう、じゃあもう会わない」 と言うでしょう。 そして、それっきりです。 そんな事、できない。 彼にもう二度と会えないなんて、そんなの耐えられない。 でも…今のこの状態も、寂しすぎる…。 どうすることも出来ないまま、 二度目のデートの後、彼の写真を毎日見つめながら過ごしました。 そんな時、 私の前にK君が現れたんです。 彼は私よりも年上で、優しく、私が思うよりも先にその通りに動いてくれる、 M君とは正反対の男性でした。 そのK君から付き合って欲しい、と言われた時、 私はすごく悩みました。 何度も何度もM君に話そうと思いましたが、 話したところで、彼には何の関係も無いんです。 だって、私達は付き合っている訳では無いんですから。 そして、K君にどうしても断れなかった私は、 自己嫌悪に陥りながらもOKしてしまったんです。 もちろん、K君のことは好きなんです。 でも、M君の事も決して忘れられませんでした。 このままM君から連絡が無かったら、M君のことを吹っ切れるかもしれない。 K君のことだけを好きでいられるかもしれない。 そういう風に考えることで、 K君に対して負い目を感じている自分を慰めていました。 半年ごとに手紙が来るかも、と密かに思っていた私は、 半年を過ぎてもM君からの3通目の手紙が来ないのを確認し、 思い切ってM君の写真を机の引き出しの一番奥に、 彼からの手紙と一緒にしまい込んでしまいました。 もう、会う事も無いよね。 M君との2度目のデートから約1年後、 もうすぐ冬になろうというある日、 それはやって来ました。 かわいげの無い、お洒落でもない、ただの白の事務封筒。 K君との交際も順調で、 やっとM君の事を思い出さないようになっていた私のところに。 (続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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