カテゴリ:ひとりごと
転勤で新潟にいる友人からメールが届きました。
「来春、大阪に戻れそうです」 わ~い!わ~い! 彼女が戻ってくる! 転勤族の旦那様とともに日本全国を点々としている彼女と知り合ったのは 私が結婚してまもなくの頃。 知り合いからの紹介で、某テレビ局でパートとして働きだした時、 職場の先輩だったのが彼女。 1年契約の仕事で、私は彼女の後任として配属されたので、 彼女と一緒に過ごせたのは引き継ぎ期間のほんの1週間だけでした。 でも、その真面目で丁寧な仕事ぶり。分かりやすい説明。 そして、何よりも彼女からにじみ出てくる上品で落ち着いた空気。 それは、私が今まで知り合った人の、誰からも感じたことの無いモノでした。 テレビ局で働く女性達は、 正社員もアルバイトも、とにかく個性的な人が多く、 自己アピールの強い人達の集まりだったので、 そういう中で彼女は異色な存在でした。 テレビ局という華やかな職場に何となく居心地の悪さを感じていた私は、 すぐに彼女に好感を抱きましたが、引き継ぎの1週間はあっという間に過ぎ、 彼女は会社を後にしました。 そんな彼女と再会したのは、それから半年後のことでした。 私の仕事はテレビで流れるCMを事前に観て、 画面に傷や音声に途切れが無いかを2人で調べるんですが、 私とペアを組んでいた人が、家の事情で急に辞めることになり、 すぐに仕事ができる人を、ということで、また彼女が呼ばれたんです。 彼女とはすぐに仲良くなりました。 波長が合う、というんでしょうか。 私には彼女のような上品さも落ち着きもありませんが、 誰にでも同じように親切で、同じように距離を置く彼女が、 私にだけは一歩踏み込んで付き合ってくれてる、と感じるようになりました。 彼女と一緒に仕事をしたのは結局半年間だけでしたが、 その後もずっと定期的に会っています。 その間、彼女は東京→金沢→京都→新潟と移動し続けていて、 回数で言うと両手で足りるほどしか会えてないんですが、 電話とメールのやりとりで、もうすっかり昔からの友人のようです。 こういうのって、年数じゃないんですね。 大人になって、結婚して、その上たった1年のパート先で、 友達と呼べる人に出会えるとは思いませんでした。 彼女と会うときは、必ずホテルのランチバイキングに行きます。 たまにしか会えないから、ちょっと贅沢。 久しぶりの再会は、2人のお気に入りの場所にしようと話しています。 ハイアットリージェンシー大阪の「ザ・カフェ」 今から、春がすごく待ち遠しいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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