テーマ:小学生ママの日記(28701)
カテゴリ:こども
母が退院しました。
新居をすごく喜んでくれました。 「私ね、ず~っとこんな感じにしたかったねん。こんなとこに住みたかったねん」 この言葉で今までの苦労も報われるってもんです(笑) とにかく、良かった…。 で、ちょっと気持ちの余裕が出来たので、今日は娘の事を書こうと思います。 今回の母の入院で、一番大変だったのはうちの娘かもしれません。 今までいつも自分の事を一番に考えて動いてくれていた母親が、 急におばあちゃんの世話ばかりするようになったんですから。 はじめは娘も納得してくれてました。 そりゃあおばあちゃんの一大事です。 一緒におばあちゃんの事を真剣に心配し、祈り、元気づけていました。 でも、 塾は相変わらず厳しいし、家の鍵を持たされ、帰っても一人で留守番の日が多くなり、 時には、夜パパが帰ってくるまで一人で宿題をして待つ事もでてくると、 だんだん娘の表情が曇ってくるのが分かりました。 パパも必死でフォローしてくれるんですが、 仕事が忙しかったり出張が入ったりして、なかなか娘との時間が取れません。 ただ、娘も状況的に文句を言えないのは理解しているんでしょう。 私には何も言わないんです。 でも、塾の宿題のこなし方が極端に遅くなってきました。 そして、塾に行くのが前のようにあまり楽しく無さそう。 これ以上無理かな、と思いました。 そして、塾を辞めるように勧めたんです。 「辞めへん」 と娘は言いました。 何度勧めても同じ答え。 きっと、私の不在が堪えているんだろうとは分かっていました。 でも、こればかりは何とか辛抱してもらわないと。 そんな時、私立中ってどんなとこか見てみようと思って以前予約しておいた プレスクールの日がやって来ました。 体験授業の後、学校見学をさせてもらえるし、一度娘に電車通学とはどんなものかを 体験してもらいたかったので申し込んでおいたんです。 毎日電車に乗って遠い学校に行く、というのがどんなに大変かも知らないで 受験なんて考えるべきじゃないだろうし。 久しぶりに娘とのお出掛けです。 電車の中で、私は娘と色んな話をしました。 おばあちゃんの事、学校の事、塾の事、受験の事。 その中で、私は娘に「ありがとうね」と言いました。 あなたが頑張ってくれてるからママは頑張れるし、 それでおばあちゃんも頑張れるんだよ。 娘は、うん、とちょっと照れながら頷いていました。 プレスクールでの娘はもう本当に楽しそうで、 学校見学では各教室の先生に積極的に質問したり、図書館で本を読んで動かなくなったり、 学食でメニューを見て悩んだり、と大忙しでした。 「私、受験する」 帰りに電車の中で、娘は何度も私にそう言いました。 「毎朝早起き大変やで~」 「電車乗って行ける?大丈夫かぁ~?」 「塾はこれからもっと大変になるよ~」 娘はフンと笑いながら窓の外を見ていました。 その日から、何だか娘は楽しそうで、一時の暗い表情は見せなくなりました。 塾も楽しそうに行ってるようで、クラスが一つ上がりました。 そして、おばあちゃんの具合が悪い時には 「ママ、早く行ってあげて」 と送り出してくれるようになったし、自分一人で何でもやってみよう、 という姿勢が出てきたようです(5年生でこれは遅いって? 汗) 久しぶりに私と出掛けられたのが良かったのか、 それともプレスクールが良かったのかはわかりません。 でも、やっと抜けてくれたかな~、とホッとした私です。 夏休みに入り、塾の講習会が始まりましたが、 開始時間は私の仕事中なので、娘は自分でお昼ご飯を食べて、勝手に塾に行きます。 仕事を始めた時には絶対に娘には無理だろう、と思っていましたが、 おばあちゃんの入院のおかげ(?)か、なんてこと無さそうな様子。 色々あったけど、よく頑張りました! と、娘をほめてやりたい。 そんな気分です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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