息子の肺炎の予後を診る診察日でした。
2週間前の診察では、レントゲン画像にまだはっきりと影が写っている、ということで、抗生剤の服用を続け、安静に ( 「 無理は承知していますが・・・・」 ) と言われました。
今日は、レントゲンの結果、肺の影は消えており、抗生剤の服用を止め、経過観察の診察も終了ということになりました。
「 完璧、ですか ? 」 と息子。
「 完璧、と言っていいでしょう 」 と先生。
なんだかんだで7週間。長かったです。
1月9日、救急車でERに運ばれてから9日間の入院。
子供が苦しんでいるのをただ見ているしかない、というのは堪えます。
私には何もできませんが、できることがあればしたい、という思いから、毎日終日病室に詰めていました。
小さなベッドに押し込まれるように横になっている息子をただ見つめながら、こんなに大きくなって、こんなに強くなったのに、こんなに簡単に壊れてしまうものなのだな、と人の儚さに喉が詰まるような感覚を覚えていました。
とはいえ息子の入院はたかだか9日間。
もっと重い病気を患う子供を持った親御さん方に思いを馳せた数日間でした。
肺に影は残っていたものの、熱が下がった時点で退院。
翌朝には寮へ帰り、登校。
微熱が続く中、普段どおりとはいかないながらも練習を始めて。
無理をして風邪をこじらせ、無理をして長引かせ、そのことで色んなものを失ってしまいました。
上手くいかないものです。
もうすぐ終わってしまう高校3年間を象徴するような出来事でした。
でも、どれもこれももうお終い。
前を向かなくてはなりません。
そのあたりのこと、コチラで → 柔道息子の頑張るblog