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テーマ:山登りは楽しい(12260)
カテゴリ:飼い主の旅話
登って参りました。富士登山。
三回に渡り、書かせて頂きます。しばらくおつきあい下さいませ。 一緒に、登っている雰囲気を味わって下さいましたら幸いです。 以前にも登った事のある富士山。 小学5年生と書きましたが、小学2年生だったそうです。 そのときは、まだ夜も暗いうちに登り始め、7合目でご来光を見るという ものでした。 今回は、ご来光は見ずに早朝から登り始めて、その日に帰るというコース。 たぶん、前回よりは厳しいものではないだろうかという考えもよぎるが、 あのときは、まだ子どもだった。今なら、屋久島26キロ歩いたのだから・・・ という、変な自信もあったのかもしれない。 そして、ある言葉も頭から離れないでいた「近くに絶対!山に登るよ!」 これは、四季咲きネムの木さんの言葉だ。 本来、わたしは登山が好きではなかった。 その子どもの頃に登った富士登山。7合目で高山病にかかり、かなり辛かった 記憶があるからだ。 しかし、母が手を引き頂上までわたしを押し出した。 頂上でもあまり晴れた気分でもなく山小屋でぐったりしていた。 その時母が「お釜を見に行こう」と、ぐったりしているわたしを誘ったのである。 こんな山の頂上に飾ってある「お釜」など見てもしょうがない。 どうせ、祠に飾ってある「鍋」なのだろうと見に行かなかったのである。 そして、下山。 頂上まで行って「お釜」を見ないなんてと言われる。 「お釜・・・?」 「お釜ってなに?」 それは、富士の火山口のことだったのである! なぜ!火山口と言わなかったんだ! それならば見たいに決まってる!! 小学2年生に「お釜」が理解出来る訳がないだろう!! そうです。 今回はそのときのリベンジも含まれているのです! 7月24日 仕事明け、そのまま今夜泊まる宿へ向かう。 メンバーは、母、母の友達、そしてわたしの3人だ。 前回は「須走口」から登ったが、今回は「富士宮口」からの登山である。 富士宮口は距離が短いそうだ。 富士に詳しい母の知り合いに教えてもらった。 宿は、西富士宮に構えた。 これは、ホテルからの富士宮の景色。 町の先には富士山。 ちょっと曇っている。 明日は、とうとう登るのか・・・気持ちが高ぶる。 余談だが、これは富士宮のコンビニで見かけた。 わたしが好きなチョコクリームをクラッカーにつけて食べるお菓子。 これは、もう東京では見かけない!! よもや、富士宮でお目にかかれるとは!!!もちろん、即完食した(笑) 7月25日 早朝、3:00起床。4:00出発。 宿の前にタクシーを呼び、そこから富士宮口5合目までゆく。 コンビニでは、おにぎり3個。ペットボトル2個。栄養ドリンクを買い込んだ。 04:47 5合目到着!!天気は良好!良好すぎるかもしれない!気温は、5度くらいだろうか。 下から眺める富士! ここから、あの頂上まで登るのか・・・・ 長いような短いような・・・ 5合目ともなると、雲は下である。 わかるだろうか。雲に富士の影が見えます。 「影富士」 とっても珍しいのだそうです。 5合目では1個のおにぎりを食べ、しばらく過ごします。 低酸素に体を慣らすためです。 そのまま、登ると高山病になることは目に見えています。 たぶん、この時間が大切なんだと思います。 そして、登山開始!!! 登り始めるとやはり息がちょっと苦しい。 空気が薄いんだなぁ~ あせらず、ゆっくりとペースを保って登ります。 05:31 6合目到着です! 6合目までは、早く着けました。まだ、余裕です(笑) 富士の植物は皆、背が低い。 地面の土も、溶岩なんだろうか。黒い。 これは、なんていう植物だろう? こんなものを撮っている余裕は今のうちだろうか・・・?(笑) 富士の山肌は意外と、何もない・・・ 石と溶岩がゴロゴロしている。 けど、硫黄の匂いはしていない・・・ 06:32 空がやけに近い・・・ 雲と雲とに挟まれている(笑) 上にも雲・・・下にも雲・・なんだか面白い。 07:17 ここまで登って来た。 下が雲で覆われてしまっている。 これはここから見える頂上。 ぜんぜん近づかない。 さっきから同じ風景だ・・・ 07:38 7合目到着! 6合目から2時間かかっている。 だんだんきつくなってきた。 空気が薄いのがわかる。こめかみがつっぱる感じだ。 わたしは酸素を持参していた これです。酸素マニア(笑) 12リットルもの酸素が片手にすっぽりと入るコンパクト版。 2秒酸素を噴射して吸う。これを4~5回繰り返す。 効いているのかいないのか・・・ たぶん、気休めだろう・・・ けれど、たぶん極限状態になったらこの「気休め」がきっと活きて来るのだろう・・ 実は、母はもうだいぶ離されて上に行ってしまった。 200メートルくらいだろうか。 登山ではこの200メートルくらいでも、近づくには30分、1時間とかかる。 今は、母の友達と一緒に近づ離れず・・・ 10メートル範囲のくらいの中にいる。 まわりを見渡すと、ご夫婦連れ、子ども連れが多い。 一体何人がこの頂上を制覇することが出来るのだろう・・・ 次回は「7合目~頂上」です お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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