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テーマ:山登りは楽しい(12260)
カテゴリ:飼い主の旅話
一言、富士山頂と言ってもかなり広い。
お釜(またはお鉢)をぐるりと一周することも出来る。だいたい1時間半の行程。 このような感じ。 私たちは「富士宮口」から登ったので、地図の下の方「浅間神社」のところにいる。 あおそこが山頂かとも思ったが、それも違う。 お鉢巡りの途中にある剣が峰が本当の山頂だ。 今回、お鉢巡りはパス。 同行者の疲労も激しい。少し、歩いただけでも息切れがする・・・ さすが、頂上空気が薄いのが体験出来る。 ここの頂上には山頂郵便局がある。 ここから、郵便を出す事も出来る。わたしは、自分宛にハガキを出した。 郵便料金はハガキ1枚200円。 これだ。富士山頂の消印が付く。(普通は、日付、気温など書く項目を埋めてから 出すのだが、そのときは気がつかなかった(爆) 山頂ではお昼ご飯を頂く。 そうだ、途中の大学生が言っていたカップラーメンもあるのだろうか? 富士宮口のカップラーメンは600円となっていた・・・ 案外、安いな・・・ ここではコーンスープを頼んだ。 ただのインスタントのコーンスープだ。 けれど、この旨さは今までのコーンスープを上回る味ではないか!(爆) ちょうどいい塩加減!最高だった! 疲れ切った体に染み渡っていった。 お腹はすいているはずだけど,あまり食が進まない。 ちょっと、貧血気味・・・ この理由は後からわかった。 頂上へ着いた時わたしはウンピをしにトイレへ駆け込んだ。 そうだ!ウンピだ(爆) 人はウンピをすると血圧が低下する。 それを頂上行うと、低下とともに高山病が襲って来るのだ! わたしは軽い高山病になりかけていた せっかく、ここまで体調良くきたのに!ええい!ウンピめ! けれど、今思うと登山途中でウンピに行かなくて良かったのである。 登山途中で、このような状態では登るのが困難だっただろう・・・ って、ことは頂上ウンピに万歳だ(爆) 下山ルートは決めていた。 「須走口」の5合目がゴールだ! この、富士宮口から須走口の下山ルートまでは頂上を時計と反対周りで行く。 地図の上の方にある久須志岳のほうまで行かないといけない。 だいたい20分の行程。 頂上なのでかなりきつさがある。平坦な道はさほどでもないが、ちょっとした 登り坂は息が切れる。 お釜を撮った写真。動画でアップしたところ。 携帯カメラでは高低差が表現出来ない・・・ 一瞬にして霧がかかったり、晴れたりするので忙しい(笑) 標識。 山頂では、道の看板などわかりにくい・・・ 下山ルートは3ルートあるけれど、この須走は一番楽なんだそうだ・・・ 山頂はなにもない・・・ 黒土だったり赤土だったり忙しい ちょっと、「地獄絵」みたいだ・・・ 須走というルートはいわゆる、砂場走りルートだ。 本当に砂の道なのだ。 そこをドンドン降りてゆく。 登りと違い、降りるのがとても簡単だ! 一歩降りるのでも砂がズズズと、下にすべり一歩が一歩半になる。 便利な道だ(笑) この、軽快な道にわたしはちょっと油断した! 下山には山小屋が少ないのでいま、どこを歩いているのかわかりづらい。 このようなところを何時間も歩く・・・ 実は携帯の電池の底が見えて来ていた。撮っては電源を切る。 そんなことをやっていたので、この動画でこの富士の画像は終わる(爆) 登る前には電池を満パンにしていったが、電波を色々と探しているうちに、 消耗していったのだろう・・・ このような道を延々と2時間くらいだろうか、下る・・・ この道が終わると、もっと深い砂道へと変わる。 一歩踏み出すとズズズズ~~~っと、落ちる。 つま先から降りると、前へ転倒しそうになるのでかかとから足を降ろす。 雪道の要領だ! スキーはよく行った。雪道みたいなものだ。 この深い砂走りを30分くらい降りただろうか・・・ 左足の膝が悲鳴をあげて来た やばい! わたしは時々、両膝の関節が痛くなるときがある。 曲げると、悲鳴が出る程の痛さだ。 これが、この場で出ようとは! いや、この場だから出たのか・・・・ ステッキは持ってたとはいえ、かなり膝に負担のかかる道だものな・・ ズッサズッサズッサズッサ・・・・ 永遠と続く・・・ 眺めはいいが、振り返ると道の急さにめまいが起る。 時より、軽快に降りる人がゴロンと転んでいる。 17:00頃 下山開始してから、だいたい4時間。 ちょっと休憩。 この砂走りはまだまだありそうだ。 この、右足の痛みがなかったら軽快に降りて行けるのに・・・ 痛みが限界になってきたのでテーピングすることにした。 (最初からやっておけばよかった・・・) テーピングで膝を固定するとちょっとは痛みがなくなって来たかに思えたが 左足をかばっているせいで、右の膝まで痛くなって来た。 「うへぇ~!ひへぇ~!」 痛さで変な声を出す(爆) 砂走りの会話は「飽きたね・・・この道飽きたね・・」になっていた(爆) 永遠と同じ道、同じ動作・・・ズッサズッサと降りてゆく感じがもう飽きた。 ゴール手前、あと30分というところで老夫婦、息子さん、そのお孫さん(5歳くらい)という 4人組と出会った。 老夫婦の旦那さんはかなり疲労度を増している。足が痛いみたいだ・・・ 下山ルートを知っているようだ。 降りたら、どこになるのかおぼろげだった私たちは道を聞いた。 ここを降りると(10分くらい)売店がある。 そこから、山道の下山になり20分降りると、須走口の5合目になるという。 あと、少しか! 陽も暮れかかって来た。 売店までそのご家族と一緒に行った。 売店から砂走りが終わり、山道へと変わる。 ちょっと鬱蒼とした道なのでヘッドライトを用意した。 売店から、母はその老夫婦の奥さんとお孫さんの3人でさっさと行ってしまった! 息子さん、老夫婦の旦那さんは旦那さんの足を痛めたためゆっくり下山するそうだ。 わたしと、母の友達の2人は同じく、膝を痛めたためこの山道下山も困難だった。 頂上では、母が苦しそうで辛そうなのを待っていてあげたのに非常なものだ(爆) 20分かかる山道下山・・・ 「わたしたちの足では・・どれくらいかかるんだろうね・・・」 怖い考えになっていた 木の枝が這っているような本当の山道。 20分以上は確実にかかっただろうか・・・ ようやく、人の手のかかった道コンクリート道が出て来た! 「やった!終わりだ!!!5合目だ!」 須走口5合目到着! だいたい、18:30だっただろうか 下山を始めて、5時間くらい。 すると、すでに到着していた母が手を振っていた 「最終バスがでちゃったよ~~~!」 ・・・そうでっっか・・・ 2分前に出発したそうだ・・・ そういわれても・・・ わたしに遅れる事3分で母の友達も到着!!! 達成感は頂上よりも、ここのほうが大きい! 「終わった!」という感がする。 ここで頂いた、椎茸茶の旨かった事!! 母と一緒に降りて来た、老夫婦の奥さん、お孫さんもいた。 これから、息子さんおじいちゃんの下山にはどれくらいかかったのだろうか・・・ そんな、心配をしながら富士を後にした。 5合目からタクシーで御殿場へ。 そして、自宅についたのは22:00頃だった。 膝の痛みは3日ほど続いた。 母はもう登らないそうだ。 母の友達も、富士とは言わず登山はもうしないそうだ。 わたしはといえば・・・ 全部の登山口を制覇してみたい。 そして、行けなかった「お鉢巡り」してみたい・・・ そんな気持ちだ。 そして、「日帰り登山」のツアーチラシなどを眺めている・・・ 余談だが 体重は変わっていなかった。 あんなに過酷なのに・・「富士ダイエット」は存在しないようだ(爆) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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