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麗光

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2006年09月10日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
昨日1本の電話が入った。

ガラシャからである。
彼女は私より12歳年上の絵描きの女性で、20歳の頃からの知り合い。

一月ほど前に福岡に引っ越したのだと電話があったのだが
その時は丁度お稽古中だったため、ゆっくり話すことが出来なかった。


ご主人の転勤で、長かった関西を離れての福岡の暮らしである。
「寂しい」そういう言葉も出る。
私が福井に来てすぐの頃、友達どころか知り合いもおらず数年間、寂しい思いをしていたのを思い出した。
あの頃は、ちょっとお金が出来ると、すぐに京都に飛んでいってた。
京都は、黙って私を受け入れてくれる街。
懐かしいジャズの店に顔を出せば、誰かが笑顔で向かい入れてくれる。

お習字以外趣味もなく何もできなくて、しかもそれもいつも中途半端なことしかできなくて
不器用な生き方している私に、彼女はいつも優しい。
何度彼女に救われただろう。

20代の頃、彼女の個展も何度か見せてもらって、いつか私も個展が開けたら・・・そう思ってた。
今は個展ではないけれど、小さいながら自分の教室の作品展を開くことができた。
いつもガラシャの存在が心にあって、
「いつかガラシャみたいに・・・」そう思ってた。


ありがとうね、ガラシャ。





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最終更新日  2006年09月10日 09時28分22秒
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