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カテゴリ:レストランのこと
先週は多めに予算をいただいたディナーを任せていただいたので、忙しかったです。考えすぎて、ワインの組み合わせも、毎日、変わりました。知人が、県外のゲストをお招きするということでした。気持ちにこたえるのには、結果を出すしかないですから、チーフとも、何度も打ち合わせました。
まず、シャンパーニュ。オードブルは、長崎産アジのマリネ、イベリコ豚とパルマ産生ハム、天然イトヨリのカルパッチョ、フォワグラ大根貴腐ワインソース。ワインは続いて、アルザスの辛口白ワインのゲヴェルツトラミネール。魚料理はスズキのポワレ パセリバター風味。ワインはロワールの辛口白ワインのシュナンブラン。お口直しはミントと白ワインのシャーベット。お肉料理はフランス産ウサギ、鹿肉、子牛を少しずつに赤米のリゾット。赤ワインはアルザスとブルゴーニュのピノノワール、締めくくりはボルドー。チーズの盛り合わせ。貴腐ワイン。デザートはイチゴのケーキに茂木びわ。 簡単に書けば、こんな感じです。お客様は喜んでくださって、特に赤米のリゾットは絶賛でした。考え出したチーフも満足でしょう。メインワインであるボルドーのシャトー・コスデストゥネル95、96は、4時間ぐらい前からでキャンタージュしていて、うまいぐらいに花開いてくれました。ソムリエとして、良い仕事が出来ました。美味しかったです。 うまく流れが進むのには、お客様しだいのところがあります。先日は、召し上がるスピードを合わせて下さったので、ワインのサービスも楽でしたし、お料理もいいタイミングで出せました。ゲストの方がホストを立てながら、ゆっくりとお食事される様子は、素敵な光景です。わたしにも「がんばってくれて、ありがとう」と、それぞれに言葉をかけてくれます。いい気分でした。 招待されたときに、食事の流れを任されているのはゲストです。ホストはゲストのスピードを見ながら食事します。特に人数が多いときは、メインゲストがディナーを引っ張ってくれると、非常にありがたいです。先日のお客様は心得たかたばかりで、勉強になりました。会食のときのワインの飲み方は、特別ななことではなく、周りの人とコミニュケーションしながら、ほどほどに、ぼちぼちと、お料理と共に楽しむということでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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