|
カテゴリ:ワインをめぐる旅
このところ、ブドウ畑をみて回るようになってから、レンタカーとナビの操りには、自信が出てきました。前日は青森空港から、シャガール展が開催されている青森美術館へ。青森で一泊後、朝から弘前へ、弘前から空港。すべて、車での移動でしたので、順調に旅は進みました。 ところで、奈良美智(よしとも)さんって、ご存知ですか。昨日、NHKの日曜美術館での「アートシーン」を観てた方には、記憶が新しいでしょう。『作品は時々、目にしたような気がする』程度の認識しかありませんでした。私ぐらいの世代の知名度は、低いかも。弘前出身の作家さんです。大阪のグラフとのコラボレーション「A to Z」という大きな展覧会が、吉井酒造煉瓦倉庫であることを、詳しくは長崎を発ってから、道中で聞きました。 「A to Z」へは、『運転手』という感覚で、娘のお供をしたのですが、案外に、プロの仕事がなされていて、興味深かったです。グラフの家具は、東京進出前に大阪で見ました。ファンではないのですが、昔より、成長した仕事ぶりで、これも、嬉しかったです。青森美術館にも、前奏曲みたいな小さなコラボレーションと、奈良さんのFRPで出来た大きなワンコがありましたが、そこでは「ふうむ」という感じ。 想像より、弘前の会場は大盛況でした。たくさんのボランティアを含め、圧倒的に多いのは若い娘さん。なぜか、街中より、年配の方を含め、スカートをはいている女性が多いのが、面白かったです。奈良さんの作品があるグラフが作ったおうちを、出たり入ったりする観客の表情を見ているだけで楽しい、変なおばさんです。 もちろん、イラストレーターである娘のアドバイスができるように、観るべき点をチェックしました。前衛的な作品の印象ですが、丁寧な、職人みたいな仕事がされていることに、気がつきました。はっきりと焦点を絞っていることも好ましい。観ているうちに、人気があることが、だんだんと、理解できます。いえ、好みにはなりません。それはちょっと、無理です。ふふふ。 午前中に鑑賞を終えて、昼過ぎに空港まで移動し、夕方には東京から新潟の十日町市に向かい、翌朝の「大地の芸術祭」にそなえるという強行軍でした。ですが、心身ともに絶好調で、爽やかな気分。シャガールの作品で受けた感動の余韻の長さが、続いていたのでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[ワインをめぐる旅] カテゴリの最新記事
|