ウエストエンドのぶどう畑から

NHKの日曜美術館がまた、面白くなってきた。今日は、あの未完の猫で有名な「長谷川?二郎（りんじろう）」が取り上げられていました。「感動することが大事。最初の感動の第一印象が、余韻によみがえる」というように理解した作家の言葉があった。わたしにとっては、ワインのことです。

先日から、自分の還暦のお祝い、せいこちゃんの誕生日パーティやほかの事で、偉大なワインを飲む機会が多かったので、「そうだ！」と膝をうったのです。ワインもまずはアタックから始まり、最後は余韻を楽しむのだけど、それは開けたばかりの硬いワインが、時間が経つにつれ、花開いていくことを愛でいていく過程でもある。でも、そうはそうなのだけど、きっちりと、最初に感動しているところをなぞっていることも多い。「まずは、感動ありき」です。いまでも、忘れられない飲んでしまったワインは多いけれど、まずは出会いがしらに心が震えた。

5月だったと思うけれど、やはり、日曜美術館で「小倉遊亀」がとりあげられてました。終わった直後、娘から電話があって、泣きながら、感動を伝えたら、もらい泣きをしてくれました。アーティストの物語は、毎日、悩んでいることの答えでもあるし、メッセージ性も大きい。すごいことですよね。娘にもがんばって欲しい。

ずいぶん前だけど、「はなちゃん」のときの日曜美術館は、ふわっとした気分で日曜日の朝をスタートできました。はなちゃんがやめてから、欲求不満の日が多かったけれど、生けている木、草花のアレンジに興味があり、なるだけ、観るようにしています。このところ、心の琴線にふれる絵画や言葉が多く、魂のリフレッシュができます。（感動を忘れないように書いておこう♪）