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カテゴリ:旅もの
旧高取邸の貯蔵庫。 前夜にいただいた洋々閣の夕食では、 地元の宮島醤油の生醤油が出された。 独特な味です。 たぶん、昔からの味わいでしょう。 この甕(かめ)が懐かしいと感じる日本人も少なくなるだろう。
驚いたことに、地下にはワインセラーもあった。 シャトー・マルゴーの古い空瓶がおいてあった。 実際に高取邸で飲まれたものかどうかは、 さだかではない。 それでも、明治の生まれ、高取伊好(たかとりこれよし)氏が ワインを楽しんだいたという事実は愉快! 素敵だ。
能舞台もある。 音が響くように、床の下は砂をすり鉢にしていると、 ボランティアの人が手をたたいてみせる。 もちろん、自らもお能を嗜んだらしい。 土地の人たちを招待して、御大尽のふるまい。 なるほど、なるほど。
大変な苦労をして、良質の石炭採掘を成功させ、 多額の寄付もする事業家。 すぐれた教養人。 資料を読むにつけ、男らしさに魅かれる。 少なくなったなぁ、こういう御大尽♪
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