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テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:子供
昨日、学校から帰ってきた賢浩に、「今日は、学校でドイツ国歌を歌ったの?」と聞いたら、「他の子は、恥ずかしくて、そんな歌、歌いたくない、と言ったから、J君のリコーダーの伴奏で、僕がみんなの前で一人で歌ったの。」と言った。やっぱり、どこの国でも、国歌を歌うって、それほどCOOLなことではないものねー。それでも、歌いたいという賢浩の意を汲み、気が済むように授業中に一人でも歌わせてくれたなんて、優しい先生だなーと感謝。それにしても、ドイツ人でもないのに、こんなにドイツ国歌が好きだなんて、先生も、「変わった子だなー」って思っていることだろう。 惠子は、またまた6時間目が休講と言って、いつもより1時間早く帰ってきた。またか・・。 先月、「BIG CHALLENGE」と呼ばれる、英語のテストがあった。昨日その結果がかえされたのだが、惠子の成績は、学校(5年生)で1番だった。BW州で、6位、そして全ドイツでは、10万人中29位、と先生に言われたらしい。それで、いろいろな賞品をもらって帰ってきた。 先生は、惠子に、「香港生れだよね。1997年に生まれたんでしょ?誕生日はいつ?」ときいたそうだ。惠子が、9月9日だと答えると、「ラッキーだったね。もし、7月1日より前に生まれていたら、もしかして出場チャンスはなかったかもね。」と言われたそうだ。 1997年7月1日に、香港は中国に返還された。97年の6月30日までは、香港の主権はイギリスにあった。イギリス領で生まれた子には、参加資格がないのでは?と先生は言っているのだ。でも、この論理、すごく変だと思う。香港は、イギリスの植民地時代も、みんなが英語が話せたわけではなく、「広東語」が主流。英国領香港にいたから英語が話せると思うのは甚だしい勘違い。 惠子が、学校で1番で、州でも6番であったのは、当然と思う人もいるかもしれないが、賢浩が同じようなテストを受けても、そのような成績は取れないと思う。惠子も賢浩も、英会話はできるが、話す聞く能力と読み書き能力は別物。インターナショナルスクールで、英語で授業を受けている子供の方が、読み書き能力や文法力はあるはず。また、試験を受けた生徒の中には、両親ともイギリス人とか、親の仕事の関係でイギリスに住んでいた子などもいたはず。 惠子は、イギリス国籍をもっているとはいえ、イギリスに住んだことはないし、英語で教育を受けたこともない。そう考えると、全国で29位というのは、かなりすごいことではないかと思う。 (写真:賞品) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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