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テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:子供
昨日、おとといと涼しい天気で、昨日なんて、10時ごろ、長袖のトレーナー姿でニコちゃんと一旦出かけたものの、寒くて途中で上着を取りに家に引き返したほど。 でも、午後からは、晴れてきて、ニコちゃんもお昼寝をする気配がなかったので、賢浩とニコちゃんを連れて、またまたプールへ出かけた。ニコちゃんは、あいかわらず水につかるのを嫌がり、バケツやジョウロを持参したのに、あまり遊んでもくれなかった。 惠子は、オーケストラの練習だったので、終わる時間に合わせて、私たちもプールを引き上げた。ギムナジウムの前を通ったら、ちょうど惠子が出てきて、グッドタイミング。 しかし、自転車を止めようとして賢浩は転んでしまった。。「ドクターの所に行かないといけないよー」と大泣き。転んだぐらいで大げさな、と思い、「家に帰って、消毒して絆創膏でも貼っておけばいいの。」といいつつ、傷を見たら、かなり深くえぐれていたのでびっくり。単なる擦り傷どころではなかった。幸い、近くにかかりつけの小児科があったので、飛び込みで診察をお願いした。午後6時になっていて、診療所では片付けを始めていたところだったし、プールの帰りで、私は、保険カード(保険証)を持っていなかったのだが、、賢浩の傷口を見て、すぐに診察室に通してくれた。 しかし、医者は、「傷口が大きすぎて、縫わないといけない。ここではできないので、病院に行ってください。」と言って、簡単な応急処置をしてくれただけだった。病院への紹介状を書いてもらい、家に帰った。賢浩は、歩くよりも、自転車にのったほうがいい、というので、自転車を自分でこがせてそのまま家に帰った。 私は、水着の上にワンピースを着ただけの格好で、ニコちゃんも自分自身もシャワーを浴びて着替えないといけない状態だった。それに、夕飯の仕度もしないといけない。夫がかえって来てから車で病院まで連れて行ってもらおう、と思っていたのだが、最近、夫の帰りはいつも、8時過ぎ。惠子にニコちゃんの面倒を見てもらっている間に、あわてて夕飯の仕度をした。賢浩は、自分の部屋で休んでいるのかと思ったら、なんと、ガレージでサッカーをして遊んでいた。夫は何時に帰ってくるかわからないし、賢浩の包帯からは血がにじんでいたし、夫は、そもそも血が苦手で、血を見ると卒倒してしまう。サッカーをするぐらい元気があるならば、自転車で病院までいけるだろうと思い、本人に聞いてみたら、できる、と言う。私は、ニコちゃんを後ろに乗せ、賢浩と出かけた。惠子は一人で留守番。 病院は家から自転車で10分もかからない。すでに、夕方7時近くだったが、今は、まだまだ明るい。 ドイツでは、まず最初に、個人医で診察してもらい、そこで対応できない場合、紹介状を書いてもらい、病院に行く。だから、病院に行くことはほとんどないので、病院の診察時間というのがどうなっているのかよくわからない。昨日は、金曜日の夕方だったので、心配してしまったのだが、午後7時でも、正門が開いていた。私たちの地元にある病院は、外科だけのこじんまりした病院なので、込み合っていることもなく、昨日も、すぐに対応してもらった。待合室でかなり待たされるかも・・なんて思って、ニコちゃんの飲み物や食べ物などを用意して行ったのだが、その必要はなかったほどだ。 診察室では、アシスタントドクターと看護士が対応してくれた。傷口付近に局所麻酔をし、縫い合わせた。麻酔の注射は傍から見ていても痛そうで、夫だったら、本当に卒倒していたかもしれない。ニコちゃんは、プラスチックの注射器をおもちゃがわりにもらい、それを口にいれて、チュパチュパさせながらおとなしく私のひざの上に座っていた。 ドクターは、縫っている間、なるべく賢浩の気を紛らわそうと、いろいろ話しかけてくれた。看護士さんも優しくて、賢浩もリラックスできたようだ。縫い終わった後の傷口を見て、「汚い縫い方だなー」と賢浩が言ったので、ヒヤッとしてしまった。お医者さんは、笑ってくれたから良かったけど、「このクソガキ!」なんて思ったかも。 帰りももちろん自分で自転車を漕いで帰った。 ところで、ドイツでは、これらの費用は、すべて保険でカバーされる。時間外検診とかそんなものは関係ない。特に、今回は、小児科でも病院でも飛び込みですぐに対応してもらい、本当に、「ドイツに住んでいてよかった~」と思った。 これで賢浩はしばらく、激しい運動やプールは禁止。今日は、いい天気だというのに、かわいそう・・・。まあ、文学少年にでもしばらくはなって欲しい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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