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テーマ:海外生活(7774)
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北京五輪が始まった。 開会式のセレモニーは、ドイツでは、金曜日の午後2時からテレビ放映された。前々から楽しみにしていたのに、用事があり、帰宅したのは、午後3時過ぎ。金曜日は寒かったせいか、帰宅後は、頭痛で寝込んでしまった。テレビ観戦できたのは、選手の入場行進の一部だけ。それでも、日本選手団の行進だけはしっかり見ることができた。また、台湾と香港が中国の一部として、中国本土チームとは別に出場していたので、びっくりした。 でも、夜11時過ぎから再放送があったので、セレモニーを見ることができた。素晴らしい演出だと思った。急に「親中派」になった。 昨日は、ヤワラちゃんの出る女子柔道があったので、絶対に応援したいと思っていた。ドイツでは、正午過ぎからの放映になっていた。しかし、その時間は、忙しくて、ついつい見逃してしまい、用事を終わらせ急いでテレビを付けたら、ちょうど表彰式だった。谷選手は惜しくも銅メダル。金メダルでなくて本当に残念だったけど、少なくとも、「メダルを取る」という使命をいつも果たし、本当にすごい人だなーと感心した。 北京オリンピックの放映は、時差の関係で、早朝から昼過ぎにかけてになってしまい、なかなか落ち着いてテレビ観戦することができない。4年前のアテネ五輪や2年前のワールドカップは、「ゴールデンタイム」にテレビ観戦することができたけど、今回は、ゆっくりテレビ観戦はできそうもない。 昨日も忙しい一日だった。 午後から賢浩は、「西部開拓時代を経験しよう」という夏休み企画に参加した。「コロラド・リバー・カンパニー」という名の同好会が地元にあり、そのメンバーが、子供用のイベントを開いてくれたのだ。馬蹄投げとか、弓矢とか、馬乗りとか、いろいろ経験させてもらえたそうだ。大人たちは、みんなカーボーイの格好をしており、賢浩ぐらいの年齢の男の子には、たまらないイベントだった。それにしても、いろいろな同好会があるのだなーと思った。 そのイベントに、うちの近所に住むベニーと弟のヤコブも参加していた。夫は、そこでベニーのパパに会い、「今日、うちにバーベキューに来ませんか?」と誘った。夫から電話がかかってきて、「今日、バーベキューにベニー一家を招待したけど、いいいかな?」と唐突に聞かれた。そこで、私はあわてて買い物に行き、家中を掃除し、てんてこ舞い。招待するのはいいが、それなら、「手伝え!」と言いたい。それなのに、夫は、賢浩がイベントに参加している間、自分は、プールに行き、賢浩と一緒に帰ってきたのは、5時近く。 今回は、惠子に、Johannesbeeren(ヨハネスベーレン=スグリ)のケーキを作らせた。それから、サラダを作った。あとは、火を起こして、お肉やソーセージ、ピーマンやジャガイモを焼くだけ。しかし、なかなか炭に火がつかない。 5時半にベニー一家が来た。飲み物を勧めたら、ベニーパパはビールを飲むけど、ベニーママと子供達には、「水道水」といわれてしまった。ベニーは賢浩より1歳年下だが、長男で、3歳のヤコブと1歳のヨハネスの2人の弟がいる。つまり、うちと同じで、子供が3人。ヨハネスは、ニコちゃんと1ヶ月違い。 なかなか火がつかないので、お腹をすかせたヨハネスはパンを、ヤコブは、ピーマンを生のまま食べ始めた。ピーマンは、バーベキュー用にと思っていたのだが、「うちでは、いつも、生で食べています。ヤコブの好物なんです。」と言われた。ドイツのピーマンは、日本のより大きめで、緑のほか、赤や黄色のものも多く出回っており、甘くておいしい。賢浩が、「赤や黄色はいいけど、緑のは、僕はあまりすきじゃない。」と言ったら、ベニーのパパが、「オレンジのは?」と聞いた。「オレンジのもおいしい」と返事したら、「じゃあ、紫のは?」と質問。「紫のなんてないよー」と言ったら、「あるんだよ。」と教えてくれた。私も紫のピーマンなんて見たことがない。だけど、出回っている量は少ないそうだが、実際に紫のピーマンも存在するそうだ。 バーベキューができるまで時間がかかるので、焼くのは夫に任せ、ベニーと賢浩VSベニーパパと惠子のチームでサッカーを始めた。ニコちゃんは、ボール遊びが大好きで、自分もボールに向かって走っていく。しかし、4人はかなり真剣で、ニコちゃんがいても、かまわずシュートをするので、見ていて怖い。(試合に負けてしまった賢浩は泣きだしてしまったほどの真剣さだった・・・) ヨハネスも、ニコちゃんを追いかけたりして、遊んでいる。1歳児2人は、一緒に遊ぶということはしないのだが。お互いの存在が気になるようで、おもちゃの取り合いをしたり、一人があっちに行くと、もう一人もあとを追いかける・・という感じだった。みていて微笑ましい。一人あぶれてしまったヤコブ君だったが、ママとブランコで遊んだり、私とシャボン玉で遊んだり、と誰かしらが面倒見てあげられる状態だった。大人が2人で子供が3人という状況より、大人が4人で子供が6人という状況の方が、はるかに楽だと思った。 バーベキューの後、ケーキを出したら、今回は大好評だった。子供たちには、アイスやグミを用意したのだが、ベニーの家では、普段、甘いものを食べさせていないのだそうだ。食生活は、有機野菜や果物が中心だそうで、とても健康的。飲み物も、ジュースなどは一切飲ませていないそうで、子供が喜ぶからと言って、甘いものばかり用意してはいけないのだなーと反省。我が家の食生活も見直さなくては・・・と思った。 大人たちが食後のコーヒータイムを楽しんでいる時に、遊んでいたヤコブが急に泣き出した。子供用の車に乗っていたベニーがヤコブにぶつかって、ヤコブが転んだからだ。ベニーのママは、ベニーに何があったのか説明しろ、と言った所、「僕は何にもしてないよ。」と言った。賢浩が、何があったかを説明したら、ベニーのママは烈火のごとく怒りだし、「嘘をつくのは許せない。ヤコブに謝りなさい。」と怒鳴った。ママが怒れば怒るほどベニーはかたくなになり、絶対に謝ろうとしなかった。そこで、ベニーママは、それなら今すぐに家に連れて帰る、と言って、嫌がるベニーをパパが両脇に抱え込み、家につれて帰った。すぐに、ベニーパパだけが、「部屋に鍵をかけて閉じ込めてきました。」と言って戻ってきた。家がすぐ近所なので可能なことなのだが、びっくりした。 「嘘をついたのが許せないのです。その場で謝れば済むことなのに、それができないのだから仕方ない。頭を冷やさせる必要がある。」と平然と言ってのけるパパとママ。ベニーのパパは、ギムナジウムのラテン語の先生。さすが教育者。ベニーと賢浩がおもちゃのピストルで遊んでいる時も、「ピストルをすぐに置きなさい。そんなもので遊んではいけない。」とかなり強くベニーを叱っていた。ピストルといっても、本物そっくりにできているものではなく、ファッシング(カーニバル)でカーボーイに扮装する時に使ったものや、パワーレンジャーの使うようなレーザーガン。それでも、ピストルで遊ぶのはいけない、と渋い顔だった。男の子はピストルや剣で遊ぶのが大好きなものだと思っていたけど、それを許容しない親もいるのだなー。お客さんを呼ぶたびに、いろいろな家庭があるなーとしみじみ思う(当たり前か・・)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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