実家から届いた小包の中に、「不思議の国のアリス」のしかけ絵本が入っていた。当然、ニコちゃんへのプレゼントだと思った。値段を見たら、なんと約4000円。
「こんな飛び出す絵本、ニコちゃんに見せたら、すぐに破いちゃうのに、もったいない。」とビニールをあけずにそのまま棚の高いところにのせておいた。その後、母から電話で、「恵ちゃんへのプレゼントよ。有名な人の作品なのよ!」と言われてびっくり。ビニールを破き、中を見てみたら、本当に手の込んだ細工のしてある素敵な本だった。久々に惠子に読み聞かせをしてあげた。
「不思議の国のアリス」は、我が家にも3-4冊ある。全部英語版だけど、その中で私が読んだことがあるのは、ディズニーアニメ版の絵本だけ。しかし、この仕掛け絵本は、日本語だが、原作に忠実になっている。うちにも、ルイス・キャロルの原作があるが、私は読んだことはなく、仕掛け絵本を読み聞かせしながら、「随分、ディズニーの話と違うねー」なんて感想を惠子に言ったら、「ママ、ディズニーの話は原作と違っているのを知らなかったの?」なんて言われてしまった・・・・。
とにかく、この本の仕掛けは、子供だましの域をはるかに超え、芸術作品ともいえる出来栄え。こんな本があるなんて全然知らなかった。賢浩も喜んでみているのだが、問題は、破壊力抜群のニコちゃん。彼が寝ているときしかこの本を見ることはできない。ニコちゃんにこの本の存在を教えないようにしなくては・・・。最近は、壁にも床にも落書きされるし、新聞、広告、雑誌、本、とにかくあらゆるものは破かれてしまう。ヨダレもいっぱいたらすし、噛み付いて、口の中でチューインガムのようにくちゃくちゃしていることも多い。家族みんな、ニコちゃんのパワーには泣かされている。ニコちゃんにこの絵本を読み聞かせしてあげられるのは、何年先になるかなー?