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テーマ:中学生ママの日記(17704)
カテゴリ:子供
惠子の時間割では、月、火、木の週3回、午後も授業がある。ただし、木曜日の午後の授業は、2週間に1度で、科目は体育。 午前中の授業は12時35分に終わり、午後の授業は14時から始まる。学校まで歩いて15分の惠子にとっても、お昼はあまりゆっくりしている時間はない。ご飯を食べて、用意をして、またすぐに出かけていく・・という慌しさ。バス通学や親に車で送り迎えしてもらっている子なら、尚更大変。そういう子は、たいてい、お昼に家には帰らず、学校で事前にオーダーした昼食を食べるか、自分でパンなどを買ってきて食べるなどして過ごす。 昨日、バス通学をしているクラスメートに、「明日、お昼の時間、あなたの家で過ごさせてもらってもいい?」と聞かれたそうだ。惠子は私に確認してから、昨日、その女の子に電話して、「どうぞ。」と伝えた。7年生になって、初めてクラスのお友達が我が家に来てくれる。 「どんな子なの?仲良しなの?」と聞いたら、「別に....」とつれない返事。「地理の時間に隣に座っている子なの。いつも、これはこれであっているの?とか、これはどうやるんだっけ?とか、細かいこと聞いてきて、ちょっとうるさいなーって思っているのよ。」と言った。 6年生から、地理も英語で授業が行われる。たぶん、みんな答えがわかっていても、英語で説明できないのだろう。地理の時間では、惠子しか手を上げて答える子がいないこともままあり、先生は、「惠は、6年生を飛ばして来ているのに、6年生で履修したことが、何故、恵しか答えられないのか!」とクラスに檄をとばすこともあるそうだ。だから、その女の子も惠子に、何でも聞いてきて、それが授業中だし、あまりにも頻繁なので、辟易しているようだった。 今のクラスもいいけど、やっぱり前のクラスのほうが面白かったなー、というのを聞いて、ちょっとかわいそうになった。まだ、あまり友達と呼べる子がいないのかもしれない。 だから、どんな子であっても、やっぱり、うちに来てくれるのはうれしい。 それで、今日は、朝から、あちこち掃除をし、買い物に行き、昼食の用意を万端に整えた。ところが、なんと、惠子は、一人で帰ってきた。「今日は、体育の授業、ないの。」だって。思いっきり、脱力した。 今朝は、物理の先生が病気のため、1時間め休講、明日も、先生方の研修があるそうで、5,6時間目が休講。今にはじまってことではないのだけど、なんだかものすごく頭にきた。「だから、ドイツの学校は・・・」と、ついついおなじみのセリフが口をついてしまう。 ところで、最近、惠子とうまくコミュニケーションが取れていないなーと感じる。3人の子供をわけ隔てなく好きだけども、惠子とは、「相性が悪い」と思うことが多い。 昨日、夜、夫が台所で、「何を焦がしたの?」と言った。私とニコちゃんと賢浩は、ずーっと居間にいた。台所にいったら、確かに何かを燃やしたにおいがする。「犯人」は惠子しかいない。惠子に聞いたら、「なんでもないよ。」と言う。「でも、何か燃やしたんでしょ?」と聞いても、無言のまま。階段を駆け上り、部屋にこもってしまった。まったく、まともに話ができない。 それで、今日の昼食時に、「昨日、なんで、火を使ったの?何の実験をしていたの?」と聞いたら、またうつむいて、だんまりを決め込む。「ママの質問に答えて!ママは怒っているわけではないが、子供が大人に内緒で火を使うのは許さない。」と言ったら、また、泣いて部屋にこもってしまった。とにかく、自分の気に入らないことを聞かれると、いつもこのパターンになる。 賢浩によると、惠子は、眠れないからと言って、ベランダに出て、ロウソクに火をつけたりしていたこともあるのだそうだ。私に怒られると思って、何でもコソコソするようになってしまった。その態度が余計腹が立つ。先日も、何かの実験をしていて、指をかなり深く切ってしまったのだが、発覚を恐れて、私たちには黙っていた。最近は、惠子が何を考えているのか、全然わからない。私がささいなことで、怒りすぎたのがいけなかったのかもしれないが、最近は、まるで腫れ物に触るような気分。これが、思春期・・の始まりなのだろうか?惠子の性格は、どちらかというと、私に似ているので、余計、いらだつのかもしれない。とにかく、最近、彼女の言動にはムカつきっぱなし。ついつい棘のある一言を言ってしまい、親子の溝がどんどん深くなっていっているような気がしている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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