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ドイツでマルチリンガルを育てる

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2008年10月01日
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カテゴリ:子供
今日は音楽づいている一日だった。

惠子は、学校のオーケストラで、Stuttgartの州議会堂でコンサート。そのため、授業は全部欠席。朝からバスで出かけ、夕方に戻ってきた。コンサートの後、行政地区長とのディスカッションがあったらしいが、「すごーく退屈で寝そうになったよ。」と言っていた。だって、ディスカッションの内容が、「学校における課外行動のあり方」というお堅いテーマ。そもそも、今日は、普通の日なのに、何故コンサートをしたのかも意味不明。

私は、半年振りに「コーラス」の練習に参加。久々にメンバーに会えてうれしかった。やっぱり日本人のお友達とのおしゃべりは楽しい。今日は、クリスマスの歌を中心に練習した。来週からドイツ語コースに通うので、またしばらくは休会になってしまうのが残念。

賢浩は、今日からトランペットを習うことにした。8歳にして、ようやく自分から「楽器を習いたい!」と言ってくれるようになり、今まで待ったかいがあった・・と思った。

今日は、コーラスに参加するため、夫に会社を休んでもらった。(そうしないと、車がつかえない。) ちょうど、都合よく夫が家にいるし、ニコちゃんをおいて、私は賢浩に付き添った。トランペットってどんな風に練習するのか、私も興味津々だった。

賢浩は楽器をもっていないので、音楽学校から借りることにした。現在、惠子もバイオリンを音楽学校から借りているのだが、ものすごくオンボロ。先生でさえ、「こんな楽器でよく音が出せるわね。」と妙な感心をするほど。でも、賢浩に用意された楽器は、「新品」だった。Eastman社の「ETR420G」という機種。賢浩は、ケースをあけて、トランペットを取り出すと、早速マウスピースを付けて、吹いてみてもいいか?と先生に聞いた。先生は、「もちろん!」と言った。でも、思うようには音が出ない。先生は、「口の形が大切なんだよ。思いっきり吹けばいいもんじゃないんだよ。」と教えてくれた。何度か練習するうちに「ブーーーーッツ」と何とか音が出るようになった。

トランペットには3つピストンがあるが、ピストンを全く押さない状態では、「C」、つまり「ド」の音が出る。今日は、CDEFG、つまりドレミファソ、までの指遣いを習った。「ソ」の音も、「ド」と同じ指遣い。賢浩は、「僕は、ドの音しか出せないよー。」と吹く前から降参していたが、やはり、なかなか「ソ」の音を出すのは難しかったようだ。

ここまで練習して、予定の30分が終わった。来週までの宿題として、昼と夕方、10分づつ、ドレミファソ、を一つづつ息の続く限り吹く練習が与えられた。賢浩は、「毎日しなくちゃいけないの?」なんて聞いていた。

賢浩が気に入っただけあって、とても優しい先生だった。足がしっかり地面についたほうがいいというので、賢浩は子供用の小さな椅子に座って吹いていたのだが、先生は、その横に膝まづき、賢浩の目線で教えてくれた。

私が中学の時、ブラスバンドでクラリネットを習った時、最初は、マウスピースだけで練習をした。惠子がバイオリンを習った時も、最初は、弓の持ち方の練習ばかりしていた。だから、トランペットも、最初はマウスピースだけで練習するのかと思っていたが、今日はいきなり、音階に入ったのでびっくりした。でも、その方が子供をやる気にさせると思う。

帰り道、トランペットのケースを持ち歩きながら、すごくうれしそうだった。「バイオリンより断然クール!」と、すぐに惠子に対抗したがる。バイオリンとトランペットでは比べようがないから、お互いにとって良かったと思っている。でも、トランペットの入ったケースは賢浩には重くて、帰り道の途中で持ってあげた。これからは一人で行かせようと思っているのに、大丈夫かしら?

家に帰ってから、早速「これ、僕の新しい楽器だよ!」とパパにトランペットを見せた。すると、夫は、「パパにもやらせて!」と言い出した。実は、私も吹いてみたいなーと思っていたので、「ママにも!」とお願いした。しかし、賢浩は、「僕の楽器だぞー!」といって、なかなか触らせてくれない。

今日は、学校でスポーツクラブのある日でもあったので、賢浩が出かけた後、夫と代わりばんこに吹いてみた。でも、ぜんぜんまともな音が出ない。私は賢浩の練習風景を横で見ていたので、指遣いは覚えているが、まったく音階にならない。難しいもんだなーと改めて思った。

スポーツクラブから帰ってきた後も、「夕方も練習しなくちゃ、」と自発的に練習していた。この調子、いつまで続くかわからないけど、生涯付き合っていけるようになってくれたらうれしいなー。





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最終更新日  2008年10月02日 03時14分31秒
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