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テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:子供
今日は、子供向け折り紙講座の講師を務めた。
5歳児から8歳児が対象で、7-10人のミニクラス。1回1時間半で計2回のコース。 これは、市民大学講座の中の講座で、参加費用は1人15ユーロ。この参加費や日時、開催場所は私が決めたわけではなく、市民大学講座の担当者が決めたもの。15ユーロと言えば、2500円ほどもする。そんなに払って習いに来る子がいるのかしら?と懐疑的であったが、8人の子供が参加してくれた。 もちろん、ドイツ語で話さなくてはいけないので、シナリオを書き、惠子に文法などの間違いを直してもらった。折り紙や文房具などは全て私が用意しなくてはいけない。私も謝礼をもらうわけだし、参加者は、2500円も払ってきているのだから、それなりの講座を開かなくてはいけない。家で、何度も練習をした。 30分前に会場に行ってみたら、机がなかった。あちこちさがして、他の部屋から運んできたのだが、ものすごく重い。アシスタントとして惠子を連れて行ったのだが、もし、私1人だったら、とても動かすことなどできなかった。惠子もそれほど力があるわけではないので、大変だった。最後は、また元通りに片付けなくてはいけなかったのだが、惠子には「こんなことするなら、もう手伝いたくない!」とまで言われてしまった・・・・。 今日のプログラムは、まず、折り紙とは何ぞや、という説明をして、その後、新聞紙を使って、紙デッポウを作る。それから、ペンギン、ピアノ、椅子、風船、雪うさぎ・・という順番でプログラムを組み立てた。ピアノと椅子は、プレイモビールの人形を座らせて、こうやって遊べるよ、という風に紹介した。 折り方の説明は、この角をここに、とか、内側に折って、とか、ここに差し込んでとか、ちょっと私には複雑すぎるので、惠子から説明してもらった。 どの子も「えー、どうやるの?」と1回の説明では理解できず、目の前で実際に一緒にやってみてあげないと理解できない。そうすると、他の子が、「私のもやって、」ということになるし、できてしまった子は、「次はどうやるの?」ということになり、8人を2人で教えるというのが、ギリギリの状態かな、と思った。 それでも、一つ終わるごとに、「次は何?」という具合にせかされるので、1時間半で、用意してきた6つのものを作り終えることができた。ペンギンは、簡単なので、折り紙の準備体操として導入したのだが、一番喜んでもらえたような気がする。子供達は、「僕は、象を作りたい。」「私は、家を折りたい。」「にわとりがいい。」「人形も折れる?」とそれぞれリクエストをしてきた。今日は用意していなかったので、来週ね、と言ったのだが、来週はどうしようか、とまた頭を抱えている。動物を折りたい、という子が多かったのだけど、簡単すぎては、わざわざお金を払って習いに来る必要がないし、難しすぎるのはできないと思うので、そのころあいが難しい。 最後に、折り紙で作った小さな手提げ袋にキャンディーを詰めてみんなに配ったら、「来週ももらえる?」なんて聞かれた。「頑張ったらね。」と答えておいた。 とにかく、1時間半、子供の面倒を見るのが、こんなに大変とは思わなかった。激疲れ・・・。惠子も、「あと何回、しなくちゃいけないの?」なんて聞いてくる。あと1回だから、と言ったら、「あー良かった。」だって。だけど、本当にクタクタになったから、その気持ちもわからないではない。でも、参加してよかったと思ってもらえるよう、来週も頑張らなくては・・。 今回の反省点: ●折り方を覚えてもらうため、同じものを2-3度作らせようと思っていたのだが、一つ折り終わると、「次は何を折るの?」「次はXXを折りたい。」と口々に言われてしまい、同じ作品をリピートさせることができなかった。 次回は、途中まで同じような折り方の作品でプログラムを作った方が効果的だと思った。 ●紙でっぽうは、1回やるごとに、直して、と言われるし、風船は、すぐにつぶれてしまい、膨らませて、と何度も頼まれた。風船は大き目の紙を使ったのだが、折り紙より若干厚めで、膨らませづらかった。子供達は一生懸命膨らませようと試みたので、空気を入れる穴がどんどん大きくなっていってしまい、どんどん不恰好になっていった。風船は、折る紙を選ばなくては、と思った。 ●簡単にできるものをたくさん作った方が、子供には楽しいようである。子供は想像力が豊かだから、例えばペンギンのようなシンプルなものでも充分楽しんでくれる。風船や雪兎は、見せたときは喜んでいたが、実際作ると、難しくてうまく作れないし、上手に遊べないので、それほど受けがよくなかったように思う。 ●ペンギン→ピアノ→椅子、と折り方が簡単のものをから少々複雑になるものへと進んでいったのだが、そこまでできた時点で、ペンギンにピアノを弾かせるマネをして、「私には手がないから、くちばしで弾こう・・」なんてペンギンにしゃべらせながら遊んでいる子もいた。折り紙でいろいろな物ができることを紹介したかったので、あれもこれも盛り込んだのだが、作った折り紙を組み合わせて遊べるように、プログラムを組み立てたほうが良かったのかもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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