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テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:子供
友達を呼んで誕生会をしようかとも思ったけど、本人からの強いリクエストはなかったし、企画を考えるのも面倒だったので、恵子の大好きなイルカをみにいくことにした。我が家の近くでイルカショーをみられるところは、スイスのコニーランド。スイスといっても、ドイツ国境から車で10分ほどのところ。 しかし、当日の早朝、珍しくニコちゃんが「寝小便」。朝の4時から布団のシーツを替えたり、ニコちゃんにシャワーをさせたり、げっそり・・・。おかげで8時半に家を出るつもりが、その後寝過ごしてしまい、出発は9時半にずれ込んでしまった。夫は、遅れを挽回するために、アウトバーンをかなり飛ばして走った。しかし、途中、工事区間があり、80kmの時速規制がひかれていた。あまり交通量も多くなかったので、時速100-120kmほどで走っていたら、レーダーが設置されており、ばっちり写真を撮られてしまった。時速30km以上オーバーだと免停になるらしい。そうなると非常に困る。罰金もいくら請求されるか戦々恐々。あんなところにカメラを設置するなんて!! もちろん、制限速度を守らなかった夫が悪いのだけど、ショックー。 ちょっと落ち込みながらも、ドイツとスイスの国境にさしかかった。スイスはEUに加盟していないので、すぐお隣といえども、パスポートを携帯していないといけないし、通貨も違う。だいたいはフリーパスなのだけど、私達は、アジア人だからか、車を止められ、パスポートをチェックされた(帰りは、そのままスルーだった。) ようやく、コニーランドに到着。思ったよりも小さな遊園地だった。賢浩と恵子が楽しみにしていた「コブラ」と呼ばれるループ・ジェットコースターは、点検修理中でのれなかった。そのほかの乗り物は、どちらかというと、小さい子向けで、ニコちゃんなんて、「空飛ぶダンボ」に乗って、ご機嫌。ちょっと12歳の子供が喜ぶような遊園地ではなかった。 13時30分からのイルカのショーは、なかなか良かった。でも、まさしくこれからショーが始まるという時に、ニコちゃんは寝てしまった。それで、15時からのショーをもう一度見ることにした。そのほか、オットセイのショー、オウムのショーもあり、なかなか多芸な動物たちを楽しむことができた。 ヤギに餌をやることもできた。ニコちゃんは、大喜び。でも、ヤギ用の水を飲んでしまったり、糞が落ちているところでしりもちをついてしまったり、すっかり動物に同化していた。 賢浩は、「Dino Attack」というアトラクションが気に入ったようで、何十回となくトライしていた。車に乗り、レーザーガンで恐竜を撃つアトラクション。人がそれほど多くなく、どの乗り物も、5分も待てば乗れるという状態だった。幼稚園の子向きの遊園地で、主役の恵子よりも、ニコちゃんや賢浩のほうが楽しんでいた。ちょっと恵子には悪いことをしたなーと思った。私は初めてだったので、どういう場所か知らなかったのだけど、12歳の誕生日にコニーランドに連れて行ってもらった、と言うのは、結構友達に笑われることかもしれない。 笑うと言えば、恵子への賢浩からのプレゼントは、なんと、バービーの筆箱だった。冗談かと思ったら、「だって、恵ちゃんはバービーが好きでしょ・・・」と真顔で言った。いったい何年前の話をしているんだ!!賢浩が香港にいるときに、「恵ちゃんへのバースデープレゼントとして、トワイライトの2冊目、ニュームーンを買ってあげて。」と頼んだ。(トワイライトは、ドイツでもすごく流行っていて、恵子は友達から借りて、1巻目はドイツ語版で読んだ。) そうしたら、義父母が、「トワイライトの続編の2巻から4巻までは私達が恵子に誕生日プレゼントとして買ってあげる。」といったそうだ。1冊1000円-1500円程度するので、賢浩のお小遣いではたりなかったのだろう。その代わりに400円ぐらいのバービーの筆箱をプレゼントとして買ってかえってきたわけ。恵子は、「こんなの学校に持っていったら、みんなに笑われるよ!」とあきれていた。 本のほうは、賢浩はニュームーン1冊だけを持って帰ってきた。かなり厚い本なのだが、恵子はすぐに読み終わってしまい、「どうして、全部持って帰ってこなかったのよ!」と愚痴った。賢浩は、「だって、厚い本だから、かさばるんだよ。僕の玩具がはいらなくなっちゃうでしょ。」と言い訳した。義父母がこちらに来るときに、持ってきてくれるそうだ。恵子はそれまで待たなくてはいけなくて、がっかりしている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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