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ドイツでマルチリンガルを育てる

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2009年10月02日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
最近忙しくてなかなか日記をかけないのだが、忘れないうちに走り書き。

昨日の夕方、恵子のクラスの保護者会があった。
賢浩のクラスの保護者会も、火曜日にあったのだが、恵子のオーケストラのコンサートと重なり、夫が(レンタカーで)義父母を連れていったので、私は息子二人とお留守番。なので、出席できなかった。賢浩たちは、放火の後遺症で、いまだにコンテナハウスを教室として使っている。また、半年後には進路が決定するので、本当はこちらのほうが気になったのだが、仕方ない。

各クラスに、保護者代表と副代表の二人いる。彼らは、保護者会のとき、いつも2人いるクラス担任と一緒に前に座り、保護者会を仕切る。賢浩のクラスでもそうなのだが、毎年同じ人が選出される。恵子たちのクラスも、5年生の時からすでに3年間も役員をしている人たちで、去年は、「皆さんに異存がなければもう1年やらせていただきます。」といっていたが、今回は、「ほかの人たちがしたほうがいいのでは?どなたかやりたい方はいませんか?」と言った。しかし、みんなに「あなたたちが適任だ。もう1年やってくれ。」と言われ、誰も立候補する人がいなかった。すると、ある保護者が、「もし、もうやりたくないのであれば、はっきりそういうべきだ。そうすれば、私たちもほかの人を探す。しかし、あなた方の言い方では、ほかにやりたい人がいなければ、私たちがまたなります。といっているように聞こえる。」と言った、それで、役員2人は、「それでは、今回もう1年やらせていただきます。しかし、来年は、絶対にやりません。」と宣言した。
役員を決めるときに、日本のように、なすりあいにならない。嫌がっている人にやらせることもないし、「貧乏くじをひかされた」と愚痴る人もいない。

恵子たちの新しいクラス担任は、ドイツ語の先生とラテン語の先生。ドイツ語の先生は若い女性だった。彼女は、「産休をとっていました。今学期から、パートタイムで働いています。」と言った。ドイツの学校の先生は、子供を生み育てやすいように配慮されているなーと思った。

保護者会で一番話題になったのは、フランス語選択者の交換留学について。モンブランのふもとの町と姉妹都市関係にあるわが町では、毎年、10日間ほど、お互いの学校の生徒を交流させている。このフランス交換留学には、8年生が参加できる。参加できるのは学年全体で15人ほどで、もうすぐ申込締切なのだそうだ。恵子はラテン語選択なので、関係ないのだが、フランス語選択の生徒のほうが多い。クラス31人中ラテン語10人、フランス語21人。女の子の大半はフランス語選択者。交換留学に申し込んでいるのは、クラスで現在8人いてみんな女の子。それで男の子のお母さんから、息子も参加させたいが、女の子ばかりなのでいやだと言っている・・という声が出た。すると、うちの息子もそういっている、と言う声があちこちから・・・。
ちなみに、ラテン語選択者には、10年生でハンガリーに交換留学という選択があるらしい。
恵子たちは、6年生から第2外国語が必修。2年間習ったところで、実際に現地でホームステイするチャンスが与えられるなんてすばらしいと思った。

そのほか、話題になったのは、「学校における無差別殺人」について。
今年の3月にStuttgart近郊で、卒業生が母校で銃を乱射し、逃走後、自殺するというショッキングな事件があった。15名(だったかな?)がなくなった。
その事件をまねた悪質ないたずら事件も、わが町で起きた。また、先月は、隣の州で、卒業生がやはり母校に斧をもって乱入したという事件もあった。
「そういう事件が起きた場合の対策をとっているのか?」という質問が保護者から出た。そんな質問はいままでの保護者会ではなかった。だんだんドイツも物騒になってきたなーと思った。





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最終更新日  2009年10月02日 15時20分56秒
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