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ドイツでマルチリンガルを育てる

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2009年10月22日
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テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:カテゴリ未分類
昨日、久々にプレイグループに参加した。
前リーダーは子供が大きくなって(5歳と8歳)プレイグループに参加したがらなくなったそうで、夏休み後に新リーダーと交代した。
今まで毎週木曜日だったが、新リーダーは木曜日に働いているので、水曜日に変更になった。
新リーダーは、11歳、4歳、2歳の3人の男の子のママ。
さすがに11歳の子は来ない。2歳児のティモンは、ニコちゃんとほぼ同い年。
昨年から、保育所に子供を預けて働き始めた、という話はきいていた。
わが町には生後6ヶ月から3歳までの子を預かる保育所が1箇所だけあるが定員は10人。10人につき保母さんが3人つく。私も一時ドイツ語コースに通うためにここにニコちゃんを預けることを検討したが、ドイツ語コースに無料の託児所が併設されることになったので、申し込みをとりやめた経緯がある。

昨日のプレイグループの時、新リーダーに、いったいなんの仕事をしているのかと聞いてみたら、「先生よ。そこのHauptschule(日本で言えば中学校)で週2日教えているのよ。」と言った。
彼女が先生とは知らなかった。
「ドイツでは、パートタイムで教職につけるのですか?」と聞いたら、「ええ、私は、学生の時にすでに長男を出産したから、いままでフルタイムで教壇に立ったことはないわ。いつもパートで教えているわよ。」と言った。
そういえば、恵子の担任も産休明けでパートタイムで働いていると言ってたっけ・・。

現在、プレイグループで副リーダーをしているママさんも、恵子の通うギムナジウムの数学の先生。2年前に出産し、1年産休後にパートタイムで復職し、先月第2子を出産して、現在また産休中。彼女のご主人もギムナジウムの先生。今年は、子育てに協力するため、週3日間勤務にしているのだそうだ。
なんだか、教師というのは、とても時間に融通のきく職業だなーと思った。
しかし、その一方で、新規に職を得るのは難しく、賢浩のクラスに実習に来ていた先生のように、ドイツで職を見つけられず、スロバキアのドイツ人学校に就職した人もいる。
教師の数が足りなく、病気で休んだ先生の代わりがおらずギムナジウムではしょっちゅう休講になる。それでも、私の住む州は、全国的にレベルが高いといわれている。他の州では、もっと教育事情が悪いらしいのだが、それはもう私の想像の範囲を超えている。

パートタイムで働いているママさん先生の質がフルタイムの先生より劣るとは思わないが、子供の病気などでしょっちゅう休まれては、やはり親として困るし、何かあったときに先生がいつも学校にいるわけではない、というのは不便なことだと思う。
ドイツのママさん先生は、日本と比べられないほど恵まれていていいなー・・と言いたかったのだが、日本では、絶対に文句を言う親がたくさんでてきて、こういう状況にはならないのではないかと思う。





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最終更新日  2009年10月23日 00時10分31秒
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