|
テーマ:中学生ママの日記(17704)
カテゴリ:子供
ドイツでも、新しい連立内閣が発足し、新しい政策が発表になった。
現行の子供手当ての増額も決まった。 今まで、たとえば、我が家の場合、子供が3人おり、一人につき、一ヶ月154ユーロ(20000円ぐらい)支給されていた。それが、こんどから、第1子、第2子は、10ユーロ増額なり、164ユーロ(22000円ぐらい)、第3子には、16ユーロ増額の170ユーロ(23000円ぐらい)支給されることに決まったようだ。子供が4人の場合は、4番目の子には195ユーロ(26000円ぐらい)支給され、子供の数が増えるごとに、子供手当ての額は高額になる。 ドイツの場合、外国人にも支給されているし、所得は関係ない。 日本人駐在員家庭ではもらっていない人も多いそうである。それは、税金の関係で、優遇措置をとってもらうため、ときいたことがある。詳しいことは知らないが、少なくとも、ドイツ国籍や永住権を持っていることが前提にはなっていない。 貧しい国の人から見れば、働くよりも子供手当てのほうが高額になる。子沢山の人は、働かなくても、子供手当てだけで食べていける、という冗談もある。EUが東方拡大したとき、子供手当てを目当てに移民が増えるのではないかという脅威論も聞いたことがある。 ドイツは、公立校に通っている子の割合が高く、公立校は高校まで無料。大学も学費は安い。しかし、だからと言ってみんながみんな高校や大学に行けるわけではない。日本のように、いろいろな高校があって、大多数の子が進学できるのとは事情が異なる。勉強しない子を受け入れる高校はない。 教育費もかからない、子供手当ても高額支給される。妊娠出産の費用はすべて保険でカバーされる。ここ近年、子育て支援の政策がとられ、出生率は少し上昇したようだが、こんなに優遇措置があっても、まだまだ出生率は低い。 だから、民主党のように子供手当てを導入しても、日本の出生率はあまりかわらないのでは、と結構私は悲観的に見ている。 子供が大きくなればれるほど、子育てにお金がかかるのは、学費がいらないドイツにおいても同じ。子供手当てとして現金支給されるのもうれしいけど、今年度から地方自治体からの音楽学校への学費の補助を減らされるので、結果としては、うちの場合は、支出が増える。 結局は補助金には関係なく、どんなことがあっても、自分の子供はやっぱりかわいいから、子育てをしていけるのだと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|