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テーマ:中学生ママの日記(17705)
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昨日、午前中、恵子の通う学校から電話があった。授業中、電動ドリルを使っていて、手に怪我をしたので、迎えに来て欲しい、と言われた。大事ではないが、一応医者に見せたほうが良い、とのことだった。
電動ドリルで怪我をするって、一体どんな怪我かしら?と青ざめた。 真っ先に思ったのは、「バイオリンは弾けるのか?」ということだった。 ニコちゃんを連れて急いで学校にいったら、2人の女生徒に付き添われて、恵子が玄関からでてきた。付き添いはどうもクラスメートではないようだった。恵子よりもあきらかに年上だが、絶対に先生ではない。恵子に聞くと、「保健係の生徒で、怪我や病気の生徒の世話をする人たち」と言った。保健係りの生徒たちは、いったい自分の授業はどうしているのだろうか??? 学校には保健室がない。保健の先生もいない。具合が悪くなった場合は、秘書室に行く。秘書から「すぐに迎えに来るように」と保護者に連絡がいく。保護者と連絡がつかない人は、簡易ベットで休んだりすることはできるようだ。 とりあえず、近くの小児科に飛び込みでみてもらうことにした。この時期、小児科の待合室に長時間いるのはわざわざインフルエンザ菌をもらいに行くみたいで嫌だなーと思ったけど、仕方ない。案の定、待合室は混んでいたけど、咳き込んでいる子やみるからに具合が悪そうな子は一人もいなかった。日本では、学級閉鎖が相次いでいるようだけど、私の住んでいる地域では、インフルエンザの話は全然聞かないし、子供たちの学校でも休んでいる子はいないようだ。こっちのほうが気候的には厳しいし、そのうえ、予防に気をつけている人はいないのに、この差はいったい何故なんだろう? 恵子の手の怪我は、やけどによるものだった。電動ドリルのドリル部分を本体からはずそうとしてつかんだら、スイッチが入ってしまって、高速でメタルドリルが回りだし、その摩擦で手のひらをやけどしてしまったのだそうだ。何故そんなことが起こったのか。本人に説明を求めたら、泣き出してしまった。????? これは、NSW(Naturwissenschaft und Technologie 自然科学および技術)という授業で、計測器を作っている最中に起こった事故。左手の手のひらの皮が赤くただれてしまったが、幸い大事にはいたらなかった。しかし、一歩間違えていたら手が一生使えなくなっていたかもしれない。恵子って、しっかりしているようで抜けているので、すごく心配になってきた。やっぱり選択授業は、スペイン語にさせればよかった、と少々後悔した。 小児科では、1時間ほど待たされが、11時には診察は終わった。薬をつけて包帯を巻いてくれただけ。授業に戻れるよ、と先生に言われたので、恵子はそのまま学校に戻った。お医者さんにかかるときは、健康保険カード(保険証)を受付で提示するのだが、今回の場合は、学校の保健が適用されるようで、個人の保険カードは必要なかった。保護者が必要な年齢でもないし、学校の保険がきくなら、私が呼び出される必要はあったのだろうか??と思ってしまった。 午後、恵子のバイオリンの先生から電話があって、コンクールに出場する書類にサインして欲しいので、今日は恵子と一緒に来てください、と言われた。 ついでなので、久々に恵子の練習をすこし見学させてもらった。最初は音階練習だった。その後、「いつもはエチュードをしますが、今日は、せっかくお母さんとニコがいるから2人のためにコンサートをしてあげましょう。」と言って、先生が伴奏をして、パガニーニを演奏した。伴奏つきでははじめて聞いた。かなり左手を動かさなくてはいけないので、ちょっとつらそうだった。でも、やっぱり伴奏がつくと素敵。恵子の先生はピアノも上手で自分で伴奏してくれる。すごいなーといつも思う。恵子はこの先生と相性がとってもいいようだし、私もこの先生のことが好き。本当にいい先生に恵まれてよかったと感謝している。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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