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テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:子供
昨日、学校から帰ってくるなり賢浩が、「ママ、僕、Schweinegrippeの予防接種を受けたい!」と言った。ドイツ語で、「Schweinシュバイン」とは豚、「Grippeグリッペ」はインフルエンザ。日本では「豚インフルエンザ」という言い方はもうしていないようだが、ドイツではいまだにそう呼ばれている。賢浩の話によると、クラスメート数名が、「僕は予防接種をした。」と自慢げ(?)に話していたから自分もしたい、ということらしい。
午後、賢浩がテニスのレッスンから戻ってきて、再び、「ママ、A君ももう予防接種したんだって。B君も今度するって言ってたよ。僕もしたーい!明日しようよ。」と言い出した。「明日は土曜日だから、小児科はやってないよ。」と言ったのだが、「僕もやりたーい!」と駄々をこねる。賢浩の場合、新型インフルエンザにかかるのが怖くて予防接種をしたいわけではなく、みんなしているから、自分も「流行」に遅れたくないから、という理由。まったく子供って面白い。 日本ではようやく予防接種がはじまったようだが、優先順位があると聞いた。ドイツでも日本と同じようなのかな、なんて思っていた。今週の火曜日に、恵子の怪我で小児科に行ったが、予防接種のお知らせ、というような張り紙もなかったし、昨日の午前中、私も診療所に言ったが、医者は何もいってなかったし(私も聞かなかったけど)、予防接種をうけているような人もいないようであった。だから、急に賢浩がそんなことを言い出して、びっくりした。でも、実際に予防接種を受けている子がいるようなので、一応小児科に電話してみた。すると、「今日の6時半に来てください。」と言われた。電話をしたのは、4時半ごろ。緊急事態でもないので、来週予約がもらえればいいかな、ぐらいの気持ちでいたのでびっくりした。 小児科は、午後の診察は6時で終わりなのだが、6時半ごろに行ってみたら、受付にいっぱい人がいたのでびっくりした。新型インフルエンザの予防接種を受ける際に、注意事項を読まされ、「副作用があることを理解しました。」という項目にサインをさせられる。注意事項が細かい字でたくさん書かれているので、きちんと読んでいたら、私なら1時間かかってしまう。そこで恵子に読ませて、私はサインだけした。 たくさん人がいたけど、みんな注射だけなので、早く順番が回ってきた。10歳未満の子供は、半分の量を接種し、4週間後にもう半分を接種することになるのだそうだ。だから、2歳のニコちゃんと9歳の賢浩は、2回受ける必要があり、恵子は12歳なので1回で済んだ。3週間後に、予防接種の在庫があるかどうか確認の電話をしてください、と言われた。 そして、予防接種を受けたという証明書をもらった。そこには、Schweinegrippeではなく、「Influenza A/H1N1」と書いてあった。 診察室で待っている間、賢浩は、偉そうに、恵子に、「左上腕に注射するんだよ。あんまり痛くないんだよ。」と話していた。友達からきっと学校でそのように言われたのだろう。 「C君は予防接種したと僕に言ったけど、もしかしてウソかもしれない。彼はよくウソをつくから・・」とか、わけのわからないことも言っていた。そんなウソをついて何の得があるのか? 賢浩の友達の間では、「僕はもう予防接種したぞー。お前はまだなのか?けっ・・」というような会話がされているのだろう。ばかばかしい。 恵子に聞いたら、まわりでは誰もそんな話しはしていないと言っていた。 昨日たくさんの子供が予防接種を受けに来ていたということは、予防接種は最近はじまったばかりなのだろうか?その辺の情報がまったくわからないので困る。賢浩の話をきかなかったら、接種ができることを知らないままだった。その意味では、賢浩に感謝をしなくてはいけないなー。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年11月14日 16時02分04秒
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