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テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:子供
1週間前に子供たち3人に新型インフルエンザの予防接種を受けさせた。あまり身近で話題になる話でもなく、はっきり言って、新型インフルエンザにそれほど脅威も感じていなかったので、予防接種に対しても無関心だった。それが、賢浩にせかされるまま受けさせてしまい、後から、ネガティブな情報が出回っていることを知り、あわててしまった。
そこで、アメリカ食品医薬品局(FDA)に勤めている義兄に真実のほどを問い合わせてみた。彼は医学博士でもあり、学術資料をいろいろ調べてくれた。結論としては、湾岸戦争症候群になりやすいというようなネガティブ情報は根拠のないうわさに過ぎないということだった。MF59 アジュバントは12年も前から認可されており、医学的に不妊との関係は否定されているそうだ。 ネガティブ情報は、ほとんど信頼の置けないインターネットサイトから発信されているので、鵜呑みにしないように、と言われた。 先日、友人から、アメリカでは、MF59アジュバントのはいっていない予防接種がされている、と聞いたのだが、アメリカ政府もMF59アジュバントのはいったNovartis社のワクチンを9億7900万ドル分購入しているそうだ。 とはいえ、彼本人は予防接種を受けるつもりはない、といっていた。安全性を問題視しているわけではなく、子供や妊婦など、重症化しやすい人以外は必要ないという考えからだ。うちの子の場合は、もうすでに打ってしまっているので、賢浩とニコちゃんは、2回目も受けたほうが良い、とアドバイスされた。 今後どのようなリスクが出てくるのか今の段階ではわからないそうだが、少なくとも巷で流れている噂には根拠がないということがわかって一安心。いろいろな情報が氾濫しているが、私は彼の言葉を心のよりどころとしたい。 賢浩に、2回目も接種したほうがいいよ、と言ったのだが、本人は頑なに拒否の姿勢を貫いている。子供達の間には、新型インフルエンザは死にいたる病気であり、またワクチンを打つことにより死ぬこともある、という誤った情報が飛び交っている。だからこそ、賢浩は、あれほど予防接種を受けたがり、その後、予防接種の危険性を友達から聞き、おびえているのだ。 ところで、賢浩の学校でも恵子の学校でも、最近欠席者が多い。賢浩のクラスで、金曜日は7人も欠席。隣のクラスは、学級閉鎖になった。私が知る限りでは、この辺の地域で学級閉鎖と言う話を聞いたのは初めて。でも大半の子は、単なる風邪。大事をとって、普段より長めに休んでいるようだ。学校側からも、熱、頭痛などの症状が少しでもあれば休ませるように、と通達があった。 だんだんここでも臨戦態勢に入ってきた感じがする。 実は頭が痛いといって賢浩は木曜日に休んだ。しかし、2時間ほど寝たら回復したようで、ニコちゃんと遊びはじめた。お昼ごはんのあと、トランペットのレッスンにも行った。学校を休んだ子には、クラスメートが宿題を届けてあげることになっている。賢浩は今週は学校帰りに遠回りして友達の家に宿題を届けることが多かった。しかし、賢浩が休んだ日には、誰も宿題を持ってきてくれなかったので、ぶーぶー文句を言っていた。夕方になり、クラスメートがやっと届けてくれた。 賢浩は、たくさんの子が休むと、それだけ授業中発言する機会が増えるのでうれしい、と言った。こんなことを言うと、どんなに勉強ができる子か、と思ってしまうが、彼は自分の思いついたくだらないことをみんなに言いたくてうずうずしているだけ。もっとまじめに勉強して欲しい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年11月22日 18時34分17秒
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