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ドイツでマルチリンガルを育てる

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2010年01月14日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
ニコちゃん、幼稚園3日目。
恵子も賢浩も幼稚園になじむまで毎日泣いていた。
2人とも3歳になる月に入園した。オムツも取れていなかったし、ドイツ語も全然話せない状態だった。
賢浩は恵子と同じ幼稚園だったが、改装中で、恵子とは別の場所に通うことになった。
だから、兄弟一緒に幼稚園に通わせた、という経験はない。

ドイツでは縦割りなので、兄弟姉妹を同じクラスに入れることも可能だし、そうしている人が多い。私もそうしたかったのだけど、定員の関係で別々のクラスになってしまった。
2人ともすごくぐずったので、私はしばらく一緒にいてあげようと思ったのだけど、どちらの場合も、先生に「お母さんはすぐに帰ってください。」と言われた。泣き叫ぶ子供を先生が抱っこしてなだめていた。最初から、5時間ぐらい預けていた。
ところがニコちゃんのクラスでは、先生が忙しくて、ニコちゃん一人にだけかまっていられない状態。
今日は、クラス担当でもある園長先生に、「お母さんはずっといる必要はありませんよ。」と言われた。
しかし、今日のプログラムは「体操」。もう一人のクラス担当が8人づつ多目的ホールで指導する。残りの子は、園長先生が面倒を見ることになっていた。(ニコちゃんはまだ小さすぎて体操に参加できないと言われた。)
「あっ、でも今日は、私一人だから、ニコの世話だけしているわけにはいかないわ。今日は一緒にいてください。明日は、一人にしてもいいですから。」
と園長先生は言いなおした。
「でも、明日は誕生会がありますよね。」と聞いたら、
「あー、そうだったわね。それじゃあ、来週からにしましょう。」と言われた。
それで、結局は私も今日は3時間近く幼稚園にいた。

一人の先生が、「体操」を受け持っている間、園長先生は、残りの子を集め、歌を歌ったり、ちょっとしたゲームをしたりした。また、カスパーというドイツでは有名な指人形を使って一人芝居もしてくれた。その間、園長先生は、ひざにニコちゃんの次に小さい女の子(3歳3ヶ月)をずーっと座らせていた。
園長先生は、カスパー人形を手にはめて、カスパーの声色で、子供たちに、「ファスナハト(カーニバル)では何になりたいか(仮装)」と聞いた。一人の女子が、「ハローキティ」と言った。
カスパーは、「ハローキティってなんだ?」と聞いた。
するとみんなは、「ねこ!」と大きな声で言ったが、一人だけ、「ねずみ」といいはる子がいた。でも、よくみると、なんと3人の女の子が、ハローキティの大きな顔のついたトレーナーを着ていた。ドイツでも、人気があるんだなー。ちょっとうれしい。
園長先生は、カスパーを右手にはめ、左手には、魔法つかいの人形をはめた。園長先生は、魔法使いの声色で、「今日は子供たちにどんな悪い魔法を使おうかな?」と言った。そして、「ホーコス、ポーコス、ジンザラビン・・・」と魔法の呪文を唱え始めると、女の子たちがいっせいに、「きゃー」「こわーい」と騒いで隠れようとした。その反応の仕方がすごくて、びっくりした。(あいかわらずニコちゃんは無表情であったが・・・)
しかし、魔法使いが、「しまった、今日は魔法の杖を忘れてきてしまったから、魔法が使えない。」といったので、子供たちは安心して顔をだした。6歳の男の子が、「僕はぜんぜんこわくないよ。だって、魔法使いの中身は手でしょ。」とさめたことをポツリとつぶやいたけど、ほとんどの子は、ほんとに魔法をかけられるのかと思ってびっくりしていたようだ。子供っておもしろい。

しかし、先生が一生懸命そんな面白いことをしていても、トイレで水遊びをしている子とかもいて、みんなの関心をひくのは難しい。
とにかく人手が足りない、という印象。今までの幼稚園では、そんなこと感じたことはなかった。一クラスはだいたい25人ぐらいで、先生が2人。ところが、ニコちゃんのクラスは先生がほぼ一人状態だから、預ける側も気を使ってしまう。
特に、今は冬なので、外遊びの時間が少ないし、外遊びをさせるときの着替えが大変。スキーズボンをはかせ、靴をはかせ、上着、マフラー、帽子、手袋・・・。5-6歳になればひとりで着替えられるけど、3-4歳児は手助けが必要。一人で子供の面倒を見るのは大変だ。先生の前に長蛇の列ができていた。そこで私も手伝った。
でも、着替え終わった子から園庭にでてしまう。そうすると外で見張る人がいない。
それで、隣のクラスの先生に応援を頼むことになった。

園庭にいるときは、ニコちゃんは自分で好きなことを見つけて遊んでくれるので、その間に私は他の子供のお世話。
「手袋がはずれちゃったからはめてくれ。」とか「ブランコに座らせてくれ。」「ブランコをおしてくれ。」「シャベルをとってくれ。」「私のソリがない。」「雪でケーキを作ってくれ。」・・・・・次から次へと要求される。
他の組の先生に、「すっかり溶け込んじゃっていて、まるであなたも幼稚園の先生みたいねー。」と言われた。
なんだか、ほんと、幼稚園には働きに来ているような気分。
ニコちゃんのためになるなら、と思うけど、肝心のニコちゃんは、みんなの輪に入らず、一人で雪をカップにつめて、アイスクリームにみたてて、ベンチに座って食べていた。

昨日は、ニコちゃんはちょっとしかお昼寝をしなったので、8時にはバタンキュー。いつもは、8時に寝ると、2-3時間でおきて、夜中まで遊ぶという最悪パターンになるのだけど、昨夜はぐっすりで、今朝起きたのは、なんと9時。途中何度か目が覚めたが、私が隣にいるとわかると、また安心して寝付いた。
やっぱり何にもしていないようで、幼稚園はニコちゃんにとって、心身ともに疲労するところなのだろう。





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最終更新日  2010年01月15日 07時26分19秒
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