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テーマ:海外生活(7774)
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幼稚園に行くのを最近一段と嫌がるようになったニコちゃん。
朝、Frauハーガのひざの上には、すでに男の子が座っていた。彼は、3歳半でお姉さんも同じクラスにいるのだが、この2月から幼稚園に通うようになったので、まだ慣れずに泣くことがあるそうだ。 ニコちゃんも来たので、Frauハーガは、ひざの上の男の子ともう一人の男の子に、「ニコと一緒にゲームをしようか?」と声をかけ、「Tempo kleine schnecke!」というドイツでは定番の幼児向けゲームをすることになった。 ゲームは単純で、6色のかたつむりの形をしたコマをスタートラインに並べ、色サイコロを振り、出た目の色のかたつむりを1コマずつ進め、かたつむりをゴールインさせた人が勝ち。他の2人の男の子はともに3歳半。さいころを振り、出た色のカタツムリを動かしていたが、ニコちゃんはルールを把握していない。そもそも、ルールに沿って遊ぶということはまだできない。当然、楽しくない。Frauハーガは、ニコちゃんをひざに乗せてくれた。 Frauハーガから、「木曜日にファッシングの仮装パーティーがありますが、ニコには長すぎるので、8時半集合と案内には書いてありましたが、10時ごろに来てください。」と言われた。了解して、泣き叫ぶニコちゃんをあとに残して私は家に帰った。 1時間半後にニコちゃんを迎えに行った。Frauハーガに、「今日はずーっと泣いてました。」と言われた。その後、園長先生に呼び止められた。 「木曜日の件ですけど、Frauハーガから聞いてますか?」と言われた。 「はい、10時に来るように言われました。」と返事をすると、 「うーん、私は、その日はニコは来るべきではないと思います。」 「Ueberhaupt nicht kommen」というような言い方をされた。「絶対来るな」というような強い口調だった。 「ニコがいると、一人の先生が付きっ切りで面倒を見ないといけない。面倒を見ていた先生が、ちょっと席をはずすとニコは泣いてしまう。しかし、私たちはニコにばかりかまっていられない。」と言われた。 木曜日は、幼稚園でも学校でも、子供は仮装して行くことが許され、パーティーが行われる。ファッシングはこの辺では、クリスマスと同じぐらい大きな行事。幼稚園でもパーティーがあり、今日は大きい子達(5-6歳児)がパーティー用のお菓子を園長先生と焼いていた。飾りつけもきれいにされ、お祭りムード満点。 ところが、そのパーティーに来るなと言われてしまったのだ。 「来てもいいですが、短時間にして、あなたも一緒にそばにいてください。しかし、パーティーでは、子供たちは大騒ぎしますから、ニコはびっくりすると思うので、おすすめはしない。」と言われた。 私は、「わかりました。」と言うしかなかった。園長先生の言うことも良くわかるが、あまりにも直接的な言い方で、ニコの存在を否定されたような気分になり、ものすごく落ち込んだ。ニコがつらい思いをするから来ないほうがいい、というよりは、私たちが大変になるからニコには来ないで欲しい。と言われたも同然。厄介者扱いされているようで、悲しかった。 昨夜、私は一睡も出きなかった。夕方、指をドアに挟んでしまい、あまりの痛さに寝られなかった。中指の爪の付け根が黒ずんでいた。こんなに痛いものなのかとびっくりした。我慢できず、夜中、インターネットで対処法を調べた。 爪に針で穴を開け血を抜き取ると痛みが和らぐ、とあった。それで、火で針先をあぶりながら爪に穴を開けようとした。怖いので恐る恐るしていたのだが、ようやく貫通したようで、血がにじみ出てきた。穴は2箇所にあけたが、全部の血を出し切れたようには思わない。痛みはあまりひかなかった。ほぼ丸1日たった今でもまだズキズキと痛む。 賢浩から、算数の問題がわからないから教えてくれ、と言われた。 100万までの数の計算を習っているのだが、問題は、ブンデスリーガ(ドイツのサッカーリーグ)の各チームの観客数のことだった。 「Nordrhein-Westfalen州のあるチームとミュンヘンのチームの観客数を比べて云々・・・」という内容。しかし、ブンデスリーガには興味がないので、どのチームがNordrhein-Westfalen州にあるチームなのかわかない。ケルンやドルトムントなど大都市の地名が名前についているならわかるが、Hertha とか Schalke なんてどこにあるチームなのか見当もつかない。それで、ブンデスリーガのオフィシャルサイトで調べているのだけど、なんで子供の宿題のためにこんなことをしなくてはいけないのかとばかばかしくなってきた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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