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テーマ:幼稚園やお家での事(1780)
カテゴリ:子供
今日のニコちゃんの幼稚園滞在時間、なんと30分!
休みの日は、「ようちえん」「キンダーガルテン」「グーテンモーゲン、Frau ハーガ」と、幼稚園関連の言葉をよく口にしているのに、今朝は、「幼稚園、ちがう。ニコ、学校。」と言い出した。賢浩や恵子のように自分も学校に行きたいというのだ。幼稚園の先生に認められた子だけ学校に行けるのだ、と何度も説明し、ようやく幼稚園に連れて行った。すでに、9時半だった。 幼稚園についても、「かえろう!」と駄々をこねる。すでに教室にいたJ君も泣きはらした顔をしていた。Frauハーガは、ニコちゃんとJ君に一緒に遊ぼうと声をかけてくれた。そのFrauハーガが、私に申し訳なさそうに、「実は、今日、マルクトプラッツ(マーケット広場)まで散歩に行くことにしたんです。それで、ニコは一緒に行くのに無理があると思うので、早めに迎えに来てもらえないでしょうか?」と言った。何時に迎えに来ればいいのか?と聞いたら、「10時」と言われ、ちょっとムッとしてしまった。そういうことを事前に知っていれば、もっと早くニコちゃんを連れてきたのに、9時半に連れて来た子を10時に迎えに来いとは、ひどすぎる、と思った。 仕方なく、10時に迎えに行ったら、すでにJ君のご両親も迎えに来ていた。先生から早めに迎えに来るように言われていたのだろう。それにしても、J君は、2006年9月生まれで、すでに幼稚園には半年ほど通っているのに、散歩にも一緒に連れて行ってもらえない(もしくは、一緒に行くことができないというのが正確かな?)なんて・・・・。マルクトプラッツまで、子供の足でも10分で行ける距離なのに、ニコちゃんの将来が心配になってきた。 そして、当のニコちゃんは、廊下で園長先生に抱っこされたまま、半径50mに響き渡るような大声で泣きわめいていた。30分しかたっていないのにこの有様。先日、幼稚園から電話で呼び出された理由もよく理解できた。 上着とリュックサックを取るため、教室に入ると、子供たちが輪になって座り、Frauハーガの話を聞いていた。邪魔にならないよう、とりあえず、私とニコちゃんも輪に加わった。Frauハーガは、いろいろな薬も持ってきており、その説明をしていた。座薬とか、目薬、鼻のスプレー、トローチ、シロップ、錠剤、などなど・・・・・。そして、薬を一通り説明した後、これから、マルクトプラッツにある薬局に見学に行きます、と言った。Frauハーガは、小さい子にはトイレに行くように、大きい子には歯を磨くように指示をした。 なんで、わざわざマルクトプラッツまで散歩に行くのかと疑問に思っていたが、「薬局見学」と言う言葉で、先日からの一連のプログラムの数々が一直線に結びつき、ようやく私にも理解できた。冬は風邪を引いて、お医者さんにかかることも多いし、薬を飲まないといけないことも多い。そのため、今月のテーマは、「病気」ということで、医者や看護婦の仕事、病院はどういうところか、そして、薬および薬局のことを「勉強」していたわけである。なるほど、なるほど・・・・。 しかし、5-6歳児にはいいけど、やっぱり2-3歳児には難しい話だと思った。ニコちゃんが馴染めなくても仕方ない。 幼稚園の子達は、我が家の前を通ってマルクトプラッツに行く。それで、みんなが通る時に、ニコちゃんと一緒に窓から手を振った。ニコちゃんは、「ハロー、ハロー」と大きな声で元気よくみんなに手を振った。みんなも振り返してくれた。先生たちが、「ニコは、すっかり平常に戻っているわね。」と言い合っているのが聞こえた。ほんと、少し前まで幼稚園で真っ赤になって泣き叫んでいた子と同一人物とは思えない。幼稚園で、ニコちゃんが自然に振舞える日はいったいいつになるのだろう? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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