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ドイツでマルチリンガルを育てる

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2010年04月30日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
英語の授業が簡単すぎてつまらない、と恵子が言うので、英語の先生に恵子に別の課題を与えてくれるようにお願いした。
もう1ヶ月も前の話。その後、すぐにイースターホリデーになったので、休暇明けに、先生から、「来週、新しい課題について話があるから、もし、私が話すのを忘れていたら、リマインドしてね。」と言われたそうだ。しかし、翌週になると、「説明に30分くらいかかるから、来週にしてほしい。」と言われ、今日ようやく先生から話があった。しかし、先生の話は、30分どころか、5分で終了。

「上級生向けにケンブリッジ検定のクラブがあるが、参加したいか?」ということだった。上級生とは、日本でいえば、高校2-3年生に相当。シェークスピアのマクベスなどを読むそうで、内容的に難しいがそれでもいいのか?と念を押されたらしい。それでもやりたい、と恵子が返事をしたら、「クラブ活動なので、午後になるが、何曜日の何時かなど詳しいことを担当の先生に聞いておいてあげよう。」と言われて、話はおしまい。結局、何の改善にもなっていない。

恵子は、読書が好きで、本を読むのがものすごく早い。ドイツ語も英語も同じスピードで読める。つまり、恵子のドイツ語と英語はほぼ同じレベルなのである。だから「外国語」としての英語の授業が簡単すぎてつまらないのである。先生も、その状況を十分理解しているといっていたが、その状況を何が何でも改善してあげなくては・・とは思っていないのだろう。授業が難しくてついていけない子の面倒を見るほうが、優先順位が高いのは仕方ない。しかし、恵子は、授業に出るのが苦痛だと思っているのだから、もう少し真剣に考えて欲しかった。
とにかく、私も恵子も、先生からの提案には、がっかりした。

賢浩は、現在学校で自転車教習をしている。1回1時間半で計5回。警察官の指導の下、正しい自転車の乗り方や交通ルールを学んでいる。
先日の保護者会のとき、警察官が来て、自転車教習の説明をしたのだが、その時、「子供たちには、ボーナスカードを渡しました。正しい乗り方ができたり、問題に正解だと、スタンプがもらえます。最後に、たくさんスタンプをもらえた子には、プレゼントがあります。しかし、このボーナスカードは再発行しません。毎年、ポケットの中に入れたまま、洗濯してしまい、ダメにしてしまう子が何人もいます。そういう場合は、自分でカードを作ってください。でも、それまでに集めたスタンプポイントはなくなり、また1からになってしまうので、気をつけてください。」と強調していた。それなのに、私は、うっかり賢浩の服をポケットの中を確認せず洗ってしまった。もちろん、賢浩は大泣き。ものすごく悪いことをしたなーと思ったけど、よく考えると、悪いのは賢浩。こっちは洗濯してあげているのだから、ポケットの中身ぐらい自分で確認しろ!と泣いている賢浩を怒鳴りつけてしまった・・・。

その自転車教習だが、最後の2回は、道路を走る。そこで、保護者が辻ごとに立って、安全を確認することになっている。保護者会で、5月3日と5月10日で、自転車教習の手伝いができる人はXをつけるよう紙が回ってきた。私は、5月3日にXをつけた。でも、5月10日もできそうなので、賢浩に、「5月3日は、手伝いに行く必要があるか?」「 あるとしたら何時にどこに行けばいいか?」「5月10日も手伝えるが、必要か?」と先生に聞くようにいいつけた。しかし、毎日毎日、「あっ、先生に聞くの忘れた!」の繰り返し。今日も、学校から帰ってきて、また聞くのを忘れたと言うので、「月曜日のことなのだから、学校に戻って先生に聞いて来い!」と学校に行かせた。しかし、先生は帰ってしまった後だった。日本では、授業が終わっても、先生は職員室で仕事をしていたりクラブ活動の監督をしたりするのが普通だけど、ドイツの先生は、授業が終わると、あっという間に帰ってしまう。そもそも、日本のような職員室がない。先生の休憩所があるだけ。

月曜日、手伝いにいける保護者が何人いるのかわからないし、私は行くべきなのかどうかもわからない。そもそも、手伝いたくて手伝うわけではない。誰かがしなくてはいけないのなら、私は仕事もしていないし、できますよ、という話。それに、保護者会に来ていない人の中にだって、手伝える人はいるかもしれないのに、学校から何の連絡もないのは教師の怠慢だと思う。





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最終更新日  2010年04月30日 23時46分38秒
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