ドイツでマルチリンガルを育てる

「Das perfekte Dinner」というテレビ番組がある。
有名人４人が、各自残り３人を自宅に招待し、ディナーをご馳走する。前菜、フルコース、デザート、そしてテーブルセッティングなどの項目を採点しあい、誰が一番高得点を出すかを競う番組。
私は、基本的にドイツの芸能人に興味がないのだが、みなさんなかなか凝った料理を作ったり、テーブルセッティングも素敵なので、何度か見たことはある。

現在、スクールホリデー中。それで、恵子はクラスメート５人で、この番組の真似をしている。昨日が第１回目で、Jちゃんのおうちに夕方７時集合だった。今日は、Cちゃん、明日は、Lちゃん、木曜日が恵子の番で、土曜日にN君（なぜか男の子も一人参加！）の自宅で開催予定。

昨日のJちゃんのディナーは、【前菜：チーズと生ハム、メイン：パスタ４種盛り合わせ、デザート：クレープのフルーツソース掛け】だったそうだ。ほとんどの子が１０点満点をつけていたとか。１０時ぐらいに、Jちゃんのママがみんなを車で送ってくれた。

私は、最初に恵子からこの話を聞いたとき、ランチでもてなすのかと思っていたので、快く了承した。しかし、ディナーと聞いて、びっくり。休み中とはいえ、毎晩１０時ごろに帰宅すると言うのは、１２歳として、どうなのかな？と思う。
Jちゃんは歩いて３０分ほどのところに住んでいるが、他の子は、かなり遠いところに住んでいる。送り迎えをする親も大変だ。

恵子は、この休み中、一度も料理を作ったことはない。友達のために作れるなら、家族のためにも作ってみろ!と思う。練習さえしない。だから、こちらもアドバイスしたりしない。「前菜：おにぎりか寿司、メイン：餃子、デザート：ケーキ」と考えているようだけど、餃子は、中国遠征の時も、「げー」と言って食べられなかった子もたくさんいたらしいから、どうかな？と思う。おにぎりか寿司の前菜というのも、万人受けしそうにないけど・・。
友達の中には、野菜はトマト以外食べられない、魚は受付けない、など好き嫌いが激しい子が多く、メニュー作りに頭を悩ませている。
夜遅くなるのが気になるけど、面白そうだなーと、私まで楽しい気分になる。