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テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:子供
昨日、恵子のクラスメートが学校帰りにそのまま遊びに来た。
クラウディアは、よく恵子に電話をかけてくる一人。電話の時に、ニコちゃんがでたがり、少し話をしたら、翌日、学校で、「ニコ、かわいいねー。また会いたいな。」と言ったので、じゃあ、うちに来る?という話になったそうだ。 最初は、「この人、誰?」という感じで、ニコちゃんは全然懐かなかったのに、お昼ご飯を食べ終わって、恵子とクラウディアが2階の恵子の部屋に行ってしまったら、「クラウディアー」とあとを追い始めた。そこからは、クラウディアにぴったり。ニコちゃんのお昼寝の時間だったし、せっかくなので、女の子二人にさせてあげたかったので、無理やりクラウディアから引き離した。ニコちゃんは、大泣きだったけど、そのうち寝てしまった。 お昼寝からおきると、「クラウディアー」と、また二人のところへ・・・。クラウディアは、庭でサッカーをしたがるニコちゃんに付き合ってくれた。その後、恵子とクラウディアは、You Tubeで映像を見ていたのだけど、ニコちゃんは、ちゃっかりクラウディアのひざの上に座っていた。 本当に、クラウディア、クラウディア、と引っ付いていたのだけど、最後には、クラウディアをつねったり、噛み付いたりしたそうだ。ニコちゃんの間違った愛情表現・・・。幼稚園でも、これが問題を生むのだろうなーと思った。 でも、傍から見た限りでは、そこそこのドイツ語を話していたし、クラウディアとは会話が成立していた。幼稚園の先生は、「ニコのドイツ語レベルは、他の外国人子女に比べて低い。子供はもっと早く習得できるはずなのに・・・」といっていたが、昨日の様子を見た限りでは、普通より少し劣る程度ではないかと思えた。 私のドイツ語コースは、あいかわらずスローペース。テキストに書いてあった、「Schwarzwald」(黒い森)を、「これはどこにあるんですか?」とまじめに聞いている人いたのでびっくりした。だって、一応、このコースの開催されている町は、Schwarzwaldの端に位置している。質問者はこの町にもう10年も住んでいるのに、シュバルツバルトがドイツのどの辺に位置しているか知らないなんて、ちょっとありえない話のような気がする。 家に帰って、恵子に、「ママは、ドイツ語コースに通っていると、馬鹿馬鹿しく思えることが多いの。簡単な問題なのに、30分かかっても理解できない人も結構いるし、そういう人のために、復習ばっかり。きっと恵ちゃんは授業中こんな気持ちなんだろうなーってよく思うよ。」と言ったら、「本当にそうなの!」と愚痴り始めた。「英語もラテン語も知っていることばかりで、新しく習うことなんてほとんどないから、つまらなすぎるし、数学も、今日は、グループごとに考える問題で、私がずーっと説明してただけ。」と言い出した。やっぱり、Landesgymnasiumに入学できたらいいなーと強く思った。たぶん本人もそう思っていることだろう。 でも、まだ3次試験が残っているので、いけるかどうかわからない。だから、とりあえず、恵子は、10年生で行うBOGY(職業研修)の研修先を考えなければならない。夏に参加したJunior AkademieにMentorとして参加していた現在17歳の女の子とその後も連絡を取り合っているようで、BOGYの事を聞いたら、彼女は、病院で研修をしたのだそうだ。研修生としてなんと手術の見学もさせてもらったそうだ。そのとき、彼女は人の体にメスが入るのを見て、貧血で倒れたらしい。その話を聞いてびっくり。いくらその子が優秀でも、医大生でもないのに、そんなことが許されるのだろうか??? たくさんのギムナジウムの子が参加しているチャットルームのようなものがある。恵子もそれに参加しているみたいだけど、いろいろなグループがあるらしい。「ママ、精霊の守り人が好きな子のグループもあるのよ。」「少年陰陽師が好きな人のグループには、たった二人しかいなかったの。」と教えてくれる。この前は、「ママ、大変! 嵐が好きな人たちのグループもあったよ!」とうれしそうに報告してくれた。ちなみに恵子は、彼らには全く興味がない。 恵子は、クリスマスに、キンドルという電子ブックをもらった。キンドルって、キーボードによる入力もできるし、音楽も聴くことができるらしい。本を読むだけではない。いろいろなものをコンピューターからダウンロードしている。私は、このダウンロードのしかたがよくわからない。ICレコーダーをもっているのだけど、コーラスの練習時に吹き込んで家で練習するのにしか使ったことがない。恵子が、「ママの嵐のCDをICレコーダーに入れてあげようか? そしたら、いつでもどこでも嵐が聴けるよ。」と言ってくれた。子供にそんなこと言われるなんて恥ずかしかったので、軽くお断りしてしまった。 しかし、電子機器に全然ついていけない。ついていこうとも、もはや思っていない。恵子にとって、私は、もしかしたら、ドイツ南西部に住んでいてSchwarzwaldの位置を知らない人と同じようぐらいに、ありえない存在かもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年02月16日 05時35分55秒
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