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テーマ:海外生活(7774)
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しばらく会っていなかったドイツ人の友人からお見舞いの電話があった。また、子供のクラスメートのお母さんが、ちょっと話がしたいとうちに寄ってくれたそうだ。残念ながら私は不在だったので、どんな用件かはわからなかったし、夫が対応したので、誰だったのかもわからないのだけど、たぶん日本のことを心配して来てくれたのだろう。仲のいい日本人の友人も、近所のドイツ人がいきなり来て、「ちょっと、気晴らしに一緒に散歩でもしませんか?」と誘ってくれたので、びっくりした、と話していた。
ドイツ語コースでも、大丈夫なの?とよく聞かれる。ロシア人のクラスメートは、サテライトでロシア語放送を見ているそうだが、日本の地震関連のニュースがよく取り上げられており、東京は外に人が歩いていなくて、ゴーストタウンになってしまった様子が報道されていたよと教えてくれた。「えっ、そうなの?」と私がびっくりすることのほうが多い。「東京もかなりまずい状態だってニュースで言ってたよ。」と言われると、「ずいぶん日本のニュースとトーンが違うなー」と不安になる。 「昨日、テレビで、被災地で、普通の飼い犬が、怪我したほかの犬の居場所を人間に教えて、怪我した犬は無事救助されていた様子をみたの。犬ってすごいね。感動したよ。」と言われた。それも、ロシア語チャンネルで見たそうなのだけど、各国で、日本のいろいろなことが報道されているのだなー。 日本の悲惨な状況を見ると、本当に胸が痛いのだけど、ドイツで普通に何不自由なく生活している自分が不思議に思えてくる。アメリカに住む義姉夫婦と香港に住む義父母がそれぞれ、恵子と賢浩に夏休みに遊びに来てもいいよ、と言ってくれている。恵子に聞いたら、「賢ちゃんと一緒に旅行はしたくないから、私がアメリカで賢ちゃんが香港とか、その逆とか、一人づつ行きたい。」と言い出した。義姉に打診したところ、「それは絶対に許さない。自分の弟と一緒に旅行したくないなんて、わがままだ。日本の被災地で家族を失ってしまった人のことを思えば、そんなことは口が裂けてもいえないはずだ。家族と一緒に旅行できると言うことがどんなに贅沢なことか考えてみろ。」とメールが来た。さすがに恵子は反論できず、二人でこの夏はアメリカに行くことになった。それで今、航空券を探しているのだけど、かなり高くてげっそり。姉はもともとキャンプを計画していたが、そちらに行くと返事をしたその日に、恵子たちのためにミュージカル「Wicked」を予約してくれた。人気のミュージカルらしいので、早めに予約するに越したことはないが、あまりの早業にびっくり。とにかく、義姉は即決の人で、行動が早い。いつも、まだ航空券を予約していないのかと督促されてしまう。日本での震災のニュースを聞きながら、子供の夏休みの手配をしていると、これでいいのだろうかという気持ちになる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年03月18日 14時30分16秒
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