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テーマ:中学生ママの日記(17703)
カテゴリ:子供
9月から州立ギムナジウムに転校できる可能性がかなり低くなってしまった恵子。
それでも、可能性がゼロのわけではなくて、むしろ、「入学できません。」とはっきり言ってもらったほうが良かった、と恵子はぼやいている。「できるかもしれない」という状況におかれていると、次へのステップが踏みづらいから嫌だ、と言う。しかし、この際、可能性はないと考え、前に進むしかない。 夫の家族は、イギリスへの留学を考えたほうがいい、という。親元から離れて住むのは本人の自立を促すし、英語ももっと上達するからという理由。夫も、夫の兄弟もみな、13-14歳でイギリスに留学した。だから、そういうことに全く抵抗がなく、むしろ当たり前と考えているようなのだが、私は、経済的なことを考えて二の足を踏んでしまう。 とりあえず、恵子の次なる目標は、ケンブリッジ英検。CAE(上級レベル)を受験する予定でいる。学校では、ケンブリッジ英検AGに入っているのだが、週1回、昼休みを利用して授業があるだけで、それもしょっちゅう休講になる。授業時間は45分間しかないので、問題のプリントをちょっとやって、答え合わせをするだけで終わってしまう。このAG(クラブ活動)は、上級生向けなので、恵子の知り合いは誰もいない。恵子が一番年下なのだが、一番英語ができるので、僻みもはいってか、「なんであなたがこのAGに参加しているの?」というようなことを言われるらしい。授業中は、結構孤独を味わっているようだ。 AGの名称は、「ケンブリッジ検定 CAEコース」となっているが、実際に検定試験を受ける子は少ないようだ。先生も、「試験を受けたい子は、自分で調べて申し込んでください。」と言うだけ。「どこで受験できますか?」と聞いても、「自分で調べて」いうだけ。6月に試験があるようなのだけど、インターネットで調べても、どこで申し込めるのかもわからない。 恵子には、「自分で問い合わせろ」と言っているのだが、自発的な行動をおこす子ではないので、私がやきもきしてしまう。 AGの先生は、筆記は合格するだろうと言ってくれたそうだ。でも、口答試験は、ペアになって会話を進めるようで、たぶん大人が相手になるだろうから、テーマによっては、難しいかもしれない、とのこと。よく考えてみると、我が家には、参考書もないし、試験がどのように進むのかもわからない。普通は、対策コースなどに通って準備をして望むものだと思う。 恵子は、英語の検定試験を受けたことがないので、実力を客観的に計るものさしがない。今回、CAEを受け、もし受かったら、それをたてに、もう一度、学校の英語の授業を免除してもらうように頼むつもりでいる。だから、本人のモチベーションは高い。しかし、準備不足は否めない。でも、うちから1時間圏内には、ケンブリッジ検定準備コースを持つ語学学校はない。いまさらだけど、参考書を買って、自分で勉強するしかないのだろう。田舎に住んでいるというのは、選択肢を狭めることにつながるのだなーとしみじみ思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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