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ドイツでマルチリンガルを育てる

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2011年04月13日
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テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:子供
昨日、恵子が6月に受けたいという、ケンブリッジ英検の申し込みをしに、S市まで電車で行った。恵子が受けようとしているCAEのテストは、6月15日に筆記があり、口答試験は別の日になるようだ。応募締め切りは3月18日までだった。我が家の近くでは、S市のVHSが会場になるということは調べて知っていたのだが、それ以上の情報はわからず、かなり以前から恵子に問い合わせるように伝えていた。しかし、恵子は電話の一本すらかけなかったわけである。

ブログへのコメント欄で、適切なサイトを教えていただき、急いで調べた。締め切りは3月18日だったけれども、締め切りを3週間過ぎても、55ユーロ余計に払えば受験できることがわかった。本来の受験費用は、171ユーロ。55ユーロって7000円ぐらいだから、安い金額ではない。
そんなに払うなら、12月に受けてもいいのではないかと思ったのだが、恵子はどうしても6月に受けたいと言い出した。「55ユーロは、恵ちゃんが問い合わせていれば回避できた金額だから、自分の小遣いから払いなさい。それでも、6月に受けたいのか?」と聞いたら、自分で55ユーロ払っても受けたいと言うので、昨日の午後、ニコちゃんを連れて、S市まで申し込みに行ったというわけ。電車で1時間近くかかり、本数が少ないので、帰りは駅で1時間待たなくてはいけなかった。最初、S市の町に降り立ったとき、「大きい町だな。活気があっていいなー。お店がいっぱいあって面白そうだな。」と思ったが、申し込みの帰りにちょっとお店を覗いたら、大したことなくて、1時間も時間をつぶすことはできなかった。小川があったので、そこの川原の石を川に投げ込むということにニコちゃんが没頭していたので、それをぼんやり眺めて過ごした。昨日は、気温が急激に下がり、寒い日だったのに、ニコちゃんは途中で靴のまま川に入ってしまい、大変だった。

月曜日も忙しかった。ドイツ語コースから帰ってきて、昼ごはんを簡単に作り、その後、ニコちゃんと幼稚園へ。担任の先生との2者面談があった。ニコちゃんの幼稚園での様子を話してくれたが、まあ、予想通りではあった。ひとつ気になったのは、ニコちゃんは、いつも眠たそうにしているということ。「もっと寝たいよー」と愚図るニコちゃんを朝7時に無理やりたたき起こしている。10時過ぎると、疲れてくるようで、外遊びの時はいいが、輪になって本を読んだりしていると、転寝を始めるそうだ。
ニコちゃんは、基本的に明るくて活発な子ではあるが、協調性、集中力に欠ける。特に、疲れてくると、機嫌が悪くなり、ちょっとのことでも腹を立て、友達を叩いたり引っ掻いたりするそうだ。
また、言葉の発達の遅れも指摘された。色の名前は大体いえるが、時々英語で言ってしまったりするそうだ。青色は、まだ定着していないようで、よく間違える、と言われた。うちでは間違えたことなんてないのに・・・・・。たぶん、Blue(英語)とBlau(ドイツ語)で混乱してしまっているのかもしれない。私と面談してくれた先生は、かなり若い新入りの先生。彼女は、イギリスやアメリカでベビーシッターをした経験があるそうで、英語が少し話せるようだ。それで、「私も、時々、ニコに英語で話しかけているのですが・・・」と言ったので、びっくりした。それはぜひやめて欲しいと思ったが、言えなかった。
また、先生は、「家ではもう少しドイツ語で話すようにしてください。」と言った。幼稚園の先生は、必ずそう言う。言語療法士には、「一人の人がいろいろな言葉で話しかけるのが一番良くない。どんなときでも、自分が普段話している言葉で話し続けてください。」と言ったが、それは、多言語育児の基本中の基本と言われている。でも、幼稚園の先生は、ニコちゃんの担任に限らず、「家でもっとドイツ語を教えてあげて・・」と言う。だから、私も、またか・・・と思いつつ、反論はしなかった。

ニコちゃんの担任との話し合いが思ったより長引き、でも、月曜日は賢浩が体調を崩し、学校を休んでいたので、小児科の予約を取っていた。その時間になってしまったので、尻切れトンボのような感じで面談を終え、すぐに家に戻り、賢浩を小児科に連れて行った。
実は、木曜日に、生物のテストがある。賢浩は、先週の木曜日に友達からノートを借りていたが、賢浩が週末ハイデルベルグに行っている間、その友達がうちに来て、テスト勉強したいからノートを返してくれ、と言った。返したのだけど、賢浩が夕方帰ってきてから、「友達からノートを借りていたのに、なぜすぐ返さなかったのか!」と怒ったら、「えー、返しちゃったの・・まだ書き写していなかったのに・・・」と言って、泣き出した。本当に呆れる。
それで、月曜日に他の友達にノートを学校に持ってきてくれるように頼んだのだけど、病気でいけなかったので、借りることができなかった。仕方ないので、うちの近所に住むクラスメートの女の子にノートを貸してもらうように頼むことにした。しかし、その女の子からは、「私も勉強したいから、ノートは貸せない。」と断られたようだ。自業自得ということだろうか・・・。

先週末、恵子と賢浩はハイデルベルグの友達のKonfirmationに招待された。賢浩は、「M君は、ものすごくたくさんプレゼントをもらっていたよ。お金と商品券だけで、900ユーロ(10万円以上)ももらったんだよ。いいなー」としきりにうらやましがっていた。恵子によると、M君の家でも、賢浩はあまりみんなと遊ばずに、持参したニンテンドーDSで遊んでいたらしい。それで、DSとMP3のイヤホンをM君の家に忘れてきたらしい。
「友達の家に泊まりに行って、ずっとDSをしているなんて、失礼極まりない。もう、DSはうちに送り返してもらわなくてもいい。勝手に処分してもらいなさい。」と怒った。何のためにハイデルベルグまで行ったのか、本当に馬鹿な子だなーと思った。





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最終更新日  2011年04月13日 13時47分19秒
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