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ドイツでマルチリンガルを育てる

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2011年07月29日
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テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:子供
すっきりしない日が続いている。
昨日から夏休みに入り、来週のアメリカ行きの準備をそろそろ始めることにした。
ワシントンの天気を見ていたら、32度、35度、37度・・・という気温予想で子供たちはびっくりしていた。だって、こちらは、連日、15度前後。ワシントンとここでは20度も気温が違う。
それでも、賢浩とニコちゃんは、走り回って遊んでいるので、暑い暑いといって、すぐにT-シャツを脱いでしまい、短パン一丁の姿でいることが多い。20度を超えると、「暑いー」といってへたってしまう子が、30度以上のところで5週間も過ごせるのか、ちょっと心配。

子供たちがアメリカに行くのは5年ぶり。その間にいろいろなことが変わっていて、やっぱりテロの影響って大きいのだなーと改めて感じた。
まず、ESTA(電子渡航認証システム)を申請する必要があるというのを最近知って、あわててインターネットで申請。義姉は子供たちが前回来たときにも申請していたかと思って、私はてっきり知っているかと思っていたらしい。数年前にできた規則らしいが、最初は無料だったのが、今は、2年間有効で一人14USドル。
義姉に、私たちも8月後半に来たらどうかと言われたが、そもそもニコチャンのもっているパスポート(ドイツ国籍)がICパスではないのでアメリカに渡航できないことが判明。
ほかの国にはどこでも渡航できるのに、アメリカだけはダメらしい。
あと、スーツケース。TSAロック以外は、鍵をかけてはいけない。この話は聞いたことはあったのだけど、すっかり忘れていた。うちには、TSAロックのスーツケースはひとつしかない。もうひとつは、鍵をかけないで使うしかない。本当にいろいろと不便。
5年前、子供たちがアメリカに行ったときも、フランクフルトのカウンターで。アメリカとイスラエル行きの便だけ、ものすごく荷物検査が厳しかったのを覚えている。チェックインする前にX線でスーツケースの中を検査され、さらにたくさんの人がスーツケースを開けるよう指示され、中身をかなり入念に点検されていた。今回は、前回以上に厳しいのではないかと予想している。今回は、チューリッヒ空港を使用する。初めて行く空港なので、様子がわからず緊張する。

昨日、ようやく州立ギムナジウムから、正式に、手紙を受け取った。入学申込用紙がはいっていたのだが、「緊急時、親に連絡がつかない場合、保護者の役目をしてもらえる親戚2名分」を書く欄があった。私たちは、ドイツに誰も親戚がいないし、ドイツ語ができる親戚もいない。単なる連絡事項を受けるだけなら近所の人にも頼めるが、親の代わりを求めるなら、そんな重責を頼める人はいない。どうしたらいいのかわからず、ただいま問い合わせ中。今まであまり考えたことがなかったのだけど、親族が近くに誰もいないという事実を改めて突きつけられ、急に心細くなってきた。

昨日は、賢浩のトランペットのクラス発表会、おとといは恵子のバイオリンのクラス発表会だった。ニコちゃんは私のひざの上に座っておとなしく鑑賞していたのだけど、恵子の発表会の時はお昼寝をスキップして行ったので、最初の5分で寝てしまった。騒がれるよりは面倒がないので、最後まで寝かせておいた。でも、腕がちぎれそうなぐらいニコちゃんの頭を支えているのは重かった。兄弟が演奏するからということで、やっぱり赤ちゃんや小さい子もいた。そういう子のお母さんは、本当に大変そうだった。あまりにも子供がさわぐので、途中で子供を連れて退出する人もいた。

ニコちゃんは、4歳半のなるけど、いまだに何も習い事をさせていない。ドイツでは、小さいころから、体操をしている子が多い。幼児向け音楽教室もある。9月から参加させようかな、と思い、先日、幼児向けの音楽教室を見学してみた。子供が7人ほどいたが、まあ、落ち着きがない子の多いこと・・・。みんな輪になって座っているのに、先生が呼びかけてもまったく輪に加わろうとしない子が2人。45分間だったけど、半分の時間は、先生が「こっちに来て」「静かにして」「よく聞いて」「10数えるうちにここに座って」「塗り絵はやめて」とか同じ子に同じことを注意することに費やしていたような気がする。まじめに聞いている子も2-3人いたけど、そういう子には待ち時間ばかりでかわいそうになる。この音楽教室は、1歳半から3歳児は親と一緒、4歳から6歳児は子供だけで参加となる。子供7-10人に先生一人って、本当にカオス状態。ニコちゃんをいれるかどうか、思案中。





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最終更新日  2011年07月29日 12時17分31秒
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