2238840 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

ドイツでマルチリンガルを育てる

ドイツでマルチリンガルを育てる

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

カシオパイア

カシオパイア

カレンダー

お気に入りブログ

まだ登録されていません

コメント新着

チヨミ@ Re:マルチリンガル度数(08/28) 初めまして、ブログの愛読者です。お元気…
カシオパイア@ Re[1]:マルチリンガル度数(08/28) XXXさんへ 返事がだいぶ遅れてすみません…
XXX@ Re:マルチリンガル度数(08/28) ブログ再開されてうれしいです。お忙しか…
カシオパイア@ Re:お帰りなさい(08/28) 気づけば古い読者でしたさんへ こんにちは…
気づけば古い読者でした@ お帰りなさい 私も長らく欧州在住です。もう10年以上…

フリーページ

ニューストピックス

2011年08月02日
XML
テーマ:海外生活(7774)
夏休みには、地元のいろいろなサークルや団体が子供たちのためにいろいろなプログラムを用意してくれる。ほとんどのプログラムが定員を設けており、抽選になる。恵子と賢浩は今週の土曜日から夏休みの最終日前日までアメリカに行くので、参加できるプログラムは少ない。希望したプログラムが少なかったせいか、全部当選。

まず、昨日は、地元のビール工場見学。賢浩と恵子は郷土博物館が企画したビールの醸造課程のガイドツアーに参加した。もちろん、ビールの試飲はなかったそうだ。子供向けプログラムはほとんど無料だが、これは参加費が4ユーロ(500円ぐらい)だったので、お土産にビールをもらってくるかと思ったらそんなこともなかった。
今日は、午前中、二人とも音楽学校が主催のプログラムに参加し、地元にあるパイプオルガンの製作工場を見学。午後は、賢浩が、地元のピッツァリア主催のピザ作りに挑戦。明日は、音楽学校主催の「ギターを弾いてみよう」というプログラムにギター未経験者の恵子が参加。なかなか充実した日々を送っている。

ニコちゃんもいくつか応募したが、4歳児が参加できるプログラムは全部で5つほどしかない。体操とかお遊戯とか、そんなプログラム。参加するのは3週間後なので、今週は、私がプールに連れて行ってあげたりしている。日曜日は、晴れていたのだけど、気温が20度程度で子供はニコちゃん一人だった。プールはガラガラ。昨日は、気温25度。こんなに気温が上がったのは久々で、耐えられないほどの暑さだと感じた。水温は23度で冷たく感じたけど、プールには結構人がいた。今日は、4時半ごろに行ったのだけど気温は30度で水温26度。7時近くまでいたが、6時過ぎても気温30度のままだったぐらいで、久々のプール日和。町の人口の半分はここにいたのではないかと思うぐらいの人出だった。

久々の夏日だったが、プールに行くのが遅くなったのは、午前中小児科の予約があり、午後は言語療法士との予約があったからだ。先週、言語療法士から電話があり、来週からセラピーをはじめられるので、小児科から処方箋をもらってきてくれといわれた。小児科の受付にお願いしたら、前回処方箋を出したときからすでにだいぶ時間がたっているので、もう一度医者の診療を受ける必要がある、と言われた。小児科も来週から夏休みに入るので、予約がぎちぎちだと言われたが、すでに、今日の午後に言語療法士との約束を取り付けていたので、無理やり午前中みてもらい、新しい処方箋を書いてもらった。

小児科医は、ニコちゃんに、絵を見せて、それは何かを言わせた。しかし、知らない言葉も多く、沈黙する時間が長かった。ドイツ語の名詞には性があるので、不定冠詞は、einかeineと性によって異なる。ところが、どういうわけかニコちゃんは、全部einen・・・と言ってしまう。おなべの絵があったのだけど、それは、Fuer kochen と言っていた。「料理に使うもの」と言おうとしたのである。それから、教会の絵は、最初、「einen Haus」(家)と言ったが、すぐに「einen Ritter」(騎士)と言いなおした。「Ritterburg」(城)と言いたかったわけである。
その次は、たくさんの子供が公園で遊んでいる絵を見せて、子供たちが何をしているか説明させようとした。しかし、にこちゃんは、「これは、すべりだい」「これは、砂場」と単語の羅列。医者が、「この女の子は泣いているね。どうして泣いていると思う?」と誘導したのだけど、黙って首をかしげているだけ。
処方箋には、「言語発達遅延」「語彙貧困」「文法貧弱」と書かれた。

言語療法士との約束は3時だった。ニコチャンをお昼寝させないと、絶対にセラピー中に寝てしまうと思って、昼寝をさせようとしたが、なかなか寝付かず、寝たのが2時ごろ。45分後に無理やし起こして連れて行った。セラピー中にもあくびをよくしていた。本人にとってはつまんなかったんだろうなー。最初の15分は私に対して質問があった。その間、ニコチャンには「夏」というタイトルでお絵かきをさせていた。その後、言語療法士は私に部屋の外で待っていてくださいといったが、私は同席したいといって、今回は許可してもらった。しかし、親がいないほうがいいので、次回からは遠慮してほしいと言われた。
まず、言語療法士は、ニコチャンに何の絵を描いたのか説明させた。ニコちゃんは、夏というお題を無視して、自分のすきなものを書いていた。太陽、飛行機、蜘蛛、ドラゴン・・・・でも、嬉々として説明していた。
次に、絵を見せて、それは何かを言わせるという、お決まりのテスト(?)。まあ、ニコちゃんの語彙の乏しいこと・・・わからないと黙ることも多いのだけど、船の絵を見て、ニコちゃんは、Boot(ボート)と言った。療法士は、「ボートはもっと小さいよ。これは大きいよね。なんていうのかな?」と聞いた。ニコちゃんは、自信満々に「Piraten」(海賊)と言いなおした。療法士はさらに、「海賊が乗っているの何かな?」と導こうとしたけど、ニコチャンの回答は「ヨット」。もうそれ以上は、ニコチャンも答えをひねり出せず、「これは、ヘリコプターかな?船かな?」とヒントをもらい、ようやく正解にたどりついた。ほかの言葉も、そんな感じで、このテストに異常に時間がかかってしまい、途中で打ち切り、療法士は違うことをはじめた。
4枚のカードがあり、女の子が下着を着ようとしている、下着を着た女の子がソックスをはこうとしている、ソックスをはいた女の子がセーターを着ようとしている、セーターを着ている女の子がズボンをはこうとしている・・・とそれぞれに違った絵が描いてある。その4枚の絵をばらばらに置き、起こった順にカードを並べるという課題だった、先生が何度説明しても、誘導しても、ニコちゃんはこの問題を理解することができなかった。ましてや、絵を順番に並べて説明しろなんて、まったくお手上げ状態。そばで見ていて、情けなかった。

私が感じたのは、言語療法って、結局は、幼児向けのドイツ語のお教室みたいだなーということ。私たちの前の患者さん(?)に玄関であったけど、あきらかにトルコ人の親子。私の住む町でこんなにもLogopedie(言語療法)が盛況なのは、外国人が多いからではないかと思った。ドイツ人のちょっと教育熱心な親なら、普通に家庭で教えていることを、わざわざ健康保険でカバーしてもらって、言語療法士というタイトルの人にしてもらっているという気がした。親の私の怠慢を肩代わりしてもらっているようで、なんだかいいのかなーとちょっとモヤモヤした気持ちが残った。とりあえず、あと9回セラピーはある。もっと必要な場合は、もう一度小児科の診療を受ける必要がある。10回後にニコちゃんの言葉がどの程度発達しているのか興味津々。でも、実は、それほど大きな期待はしていない。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2011年08月04日 03時50分46秒
コメント(2) | コメントを書く
[ニコちゃんの言語発達] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X