|
テーマ:幼稚園やお家での事(1780)
カテゴリ:ニコちゃんの言語発達
今日はニコちゃんの言語療法4回目。
セラピーは45分間となっているのだけど、正味35分、ニコチャンと先生が二人きりで向かい合い、そのあと私が部屋に呼ばれてその日やったことの説明を受ける。少し遅めに始まり早めに終わる。待合室にいると、先生が部屋で電話で誰かと話している声が聞こえるのだけど、たとえば今日なんて、10分早く着いたのに、そのとき、すでに先生は電話で話していた。約束の時間が決まっているのだから、それまでに切り上げるのかと思っていたら、延々と話し続けていた。ニコチャンは、もう先生の部屋に行ってもいいか?と何度も聞くので、約束の時間ぴったりにドアをノックさせたら、「あっちで待ってって・・」と言われていた。 先週のセラピー中も、電話がかかってきて、平気で会話していた。予約の電話だったのだけど、そういう態度が私には信じられないのだけど、普通のことなのだろうか???分刻みで報酬が派生するのなら、そういう態度はどうかと思ってしまうのは、私ぐらいなのかな??? まあ、そんなことはおいといて、今日のセラピー内容。 いつも3種類のタスクをこなしている。 1番目は、前置詞。 猫はどこにいるか?と言う質問に、机の下とか、木の上とか、車の中とか、前置詞をつけて答えさせる問題。ニコチャンは、まったくできなかったそうだ。 私は、「家でも日本語で同じよな問題を出しても答えられない。上とか下の概念が理解できていないように思う。」と先生に伝えた。「セラピーだけでは時間に限りがあるので、家でももっと練習させてください。」と言われたが、「そんなこと、とっくにやってます!」と言い返したくなった。 2番目は、いろいろな楽器の音を聞かせ、音だけで、どの楽器の音かを判断させる問題。ひとつの音だけの場合、問題なくクリア。二つの音を聞かせ、聞こえた順に答えるのも問題なし。音が三つになっても順番通りにいえたが、4つになると、順番通りにはいえなかったそうだ。 3番目は、買い物ゲーム。 正しい定冠詞を言わせるのが目的。卵とかりんごとか牛乳を定冠詞をつけて言わせる。ただし、私はXXXXを買う、という文章になると、XXXXの部分がAkkusativになり、der Apfel は den Apfelになる。Der Apfelと教えておいて、買うの目的語になると、den Apfel になるというようなことは、普通、子供はAkkusativとかDativなんて文法を考えず、自然に覚える。日本語でも、りんご は 赤い、りんご を 買う、と「てにをは」を考えずに子供がいえるのと同じこと。ニコちゃんは、この問題もほとんどできなかったそうだけど、繰り返していくうちに、自然と身につくのだろうか???? ニコちゃんのセラピーでやっている内容は、私が通ってたドイツ語コースの内容に似ている。本当に、「ドイツ語教室」という感じがする。 近所の人に、ニコちゃんがLogopaedieに通っていることを言ったら、「どちらの小児科? 希望したの?」と聞かれた。わが町には、2軒小児科があるのだけど、私が通っていないほうの先生は、親の希望があると、すぐに、Logopaedieでも、Eragotherapieでも、処方箋を出してくれるそうだ。自分の子供の成長にちょっとでも疑問があると、すぐにセラピーに通わせて欲しいと懇願する親が多いそうだ。先生も親が安心するならとすぐに了解してくれるらしい。通りでわが町のLogopaedieが盛況なわけだ。でも、うちの場合は、専門医からも薦められたわけで、本当に深刻なのかもしれない。 平日はニコちゃんと二人きりの生活。かなり快適。5人暮らしに比べて、家事の負担が激減。 月曜日は、午後も幼稚園に送り込んだが、4時に迎えに行ったら、教室で寝ていた。・・・ 火曜日の午後は、子供のための夏休みのプログラムに参加。 プログラムのタイトルが「Tanzen mit der Deichelmausgarde」となっており、対象年齢は4歳から6歳となっていた。「Tanzen」と「Maus」という単語をみて、勝手に、ねずみ(着ぐるみを着た人)たちと一緒におどる、というお遊戯的なことを想像していたので、申し込んだ。しかし、昨日、体育館に行ってみたら、見事に女の子ばっかりであせった。30人中男の子はニコちゃんただ一人。 家に帰ってから、もう一度プログラム内容を読んだら、「Marschtanz」(行進しながらのダンス?)「Showtanz」(ショーダンス)という言葉があった。でも、きちんとプログラム内容を読んだとしても、私にはこのコースがラインダンス的なものとは想像できなかったと思う。今回は、少々恥ずかしかったけど、まあ、4歳だし、そもそもニコチャン自身が「男の子一人だけ」という状況に気づいていなかったように思うので、いたたまれない・・・というほどではなかった。しかし、ドイツ語がわかる人なら、こんなミスはありえないことなのかもしれない。今後、恵子も寮生活でいなくなるのに、こんなことで大丈夫なのか、かなり不安になった。 今日の午後は、ニコちゃんは幼稚園には行きたくないと言ったので、庭で遊ばせていたら、近所のヨハネス君がうちに来た。ニコちゃんには、幼稚園では特に仲良しの子はいないみたいで、ヨハネス君が唯一の友達といえるかもしれない。二人とも、おなかすいた、としょちゅうう私のところに来た。グミベアをあげたのだけど、それだけでは足りなかったようで、もっと欲しいといいにきた。ちょうど私は夕飯の支度をしており、ニンジンを切っていたのだけど、「ニンジンがほしい。」といわれ、スティック状に切ってあげたら、二人とももぐもぐ食べだした。一応、リンゴやモモやブドウもあるよ、といったけど、ニンジンがいい、と言われた。ニンジンがおやつだなんて、健康的だなー。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[ニコちゃんの言語発達] カテゴリの最新記事
|