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ドイツでマルチリンガルを育てる

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2012年10月09日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
日曜日に賢浩の友達がうちに遊びに来た。
そのとき、彼は、「僕が焼いた」といって、ケーキを持ってきてくれた。
「一人で作ったの? それともママと?」と聞いたら、「ほぼ一人で・・」と返事した。

賢浩も先月の義父の誕生日のとき、チーズケーキを焼いたし、男の子でも、ケーキを焼くというのは、それほど珍しい話ではない。
学校では、授業中騒いだとか、宿題を忘れたとか、友達とけんかしたとか、いろいろな理由で、先生に怒られるわけだが、そんな時、「罰」が与えられる時もある。廊下に立たされるとか、エキストラの宿題が課される罰のほか、クラスのみんなにケーキを焼いてくる、という罰を課す先生もいる。賢浩も一回焼いていったことがある。親が焼いたのでは罰にならないので、自分で焼くことが条件。当然ながら、そういう「罰」を受ける子は、男の子が多い。ちょっとやんちゃな男の子は、ケーキぐらい焼けなければ、学校生活に支障をきたすわけだ。・・というのは、大げさだが、普段からドイツでは、何かと家でケーキを焼く機会が多い。そういう環境の中で育っているので、子供も、ママの手伝いをしながら、自然と自分で焼くことを覚えていくのかもしれない。そもそも、幼稚園でも、ケーキを焼いたり、クッキーを焼いたりする。お菓子作りだけではなく、スープを作ったり、野菜スティックをきったりもする。日本では、家庭科の時間に男の子も料理することもあるかもしれない。ドイツでは、学校の授業で料理をする時間はないけど、日本の平均的男の子より、よっぽど料理する機会が多いのではないかと思う。





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最終更新日  2012年10月09日 16時34分03秒
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