ドイツでマルチリンガルを育てる

今朝　目が覚めて時計を見たら、なんと7時20分だった。いつもは6時20分に目覚ましをセットしているのだが、昨日はONにするのを忘れて寝てしまったようだ。
賢浩の学校は7時30分始まり。いそいで賢浩を起こして、アクティメル（乳酸飲料？）を飲ませて学校に行かせた。幸い、自転車で行けば3分で着く距離。本当に学校の近くに住んでいて良かった。
しかし、今日の1時間目は歴史でテスト。寝ぼけたままで大丈夫かな？

昨日は、いつものことながら、遊びまくっていて、結局夕飯のあと、私が怒鳴るまで試験勉強をしなかった。夕飯のあと、食卓に座らせ、一緒に教科書を読んでいた。その間、夫が、ニコチャンに本を読んであげたり、面倒を見てくれていた。
しばらくして、夫が私たちのところにきて、お菓子の空き袋を掲げてみせ、「賢浩！　これは　なんだ！　あれほど、ベットでお菓子を食べるなと言ったのに、こんなゴミがベットサイドのテーブルの引き出しから出てきたぞ。　今まで何回注意したと思っているんだ！　お前は　ベットでお菓子を食べるな、というシンプルな注意事項さえ守れないのか！」と怒鳴り始めた。
夫は、かなり温厚な性格で、子供に手を上げたことは一度もないし、滅多なことでは怒鳴らない。私は、いつも子供を怒鳴っており、「ママは怖いね。」と子供と言い合っているぐらいだ。子供が言うことを聞かなかったら、「ママに言いつけて、怒ってもらうぞ！」なんていうぐらいだ。

ところが、昨日は違った。夫は、「何度口で注意してもわからないのなら、叩いてわかってもらうしかないな。今のうちに改善してもらわないと、大きくなればなるほど反抗的になって、親の言うことは聞かないものだから、今、この場で理解してもらおう。」といって、スリッパを持ち出した。私は、「まあ、今度からね。もう、2度とないよね？」と賢浩に助け舟を出したのだが、夫は、「今まで何度も注意してきた。今日、この場で。体で覚えてもらう。」と殺気立っていた。

夫は、「ズボンをおろしてお尻を出せ。」と怒鳴った。賢浩は、拒否。
夫は、「お尻を出さないなら、どこを叩かれてもいいと解釈するぞ！」と言った。

私は、席を立って、隣の部屋にいたニコチャンのところに行ったら、なんとニコチャンは、声を殺して泣いていた。ニコチャンが怒られているわけでもないのに・・・・・。もしかして、二人で、ベットルームで私に隠れてお菓子を食べていたのだろうか？？？　ニコチャンには、賢浩と夫の様子は見えていないのだが、夫の怒鳴り声におびえていたのだろう。ニコチャンの歯をみがかせるため、バスルームに行った。ニコチャンを寝かしつけてから、賢浩のところに戻ったら、修羅場は終わっていた。
床に、割れた定規が転がっていた。夫は、ゴムスリッパを持っていたので、定規では叩いていないはずだが、いったいどういう状況だったのかわからない。

夫が、ベットで食べることを嫌うのは、不衛生だからで、本当に、お菓子のかけらとかがベットの下に落ちていたことが何度もあった。だから、何度も何度も辞めろといっているのに、賢浩がやめなかった結果が招いた事件。学校の成績が悪いとか、いたずらとかには寛大だが、ベットで食べることは夫には許しがたいことだったようだ。

賢浩は、「パパなんて大嫌いだ！」といっていたけど、明日は二人でテニスをする予定で、すでにコートも予約してある。昨日の夜からまだ二人は顔を合わせてないのだけど、案外すぐに仲直りできるのではないかと思ってはいる。