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カテゴリ:子供
今日は、昼過ぎ、夫が子供3人をボール遊びに連れ出した。
恵子は、本を読むか、ピアノまたはバイオリンを弾くか、お菓子を作っているか、で、本当にインドア派。だから、天気のいい日は、夫は無理やりでも恵子を外に連れ出し、何かスポーツをさせるようにしている。 テニス?サイクリング?ウォーキング?と夫が選択肢を出したが、全部、「やりたくない」と後ろ向きの答え。どういうわけか、バスケットボールという案になって、やる気満々の弟二人とは正反対の恵子は最後まで抵抗を試みたが、最後は無理やり校庭に連れて行かれた。 1時間ぐらいして、我が家の前がうるさいので、窓から見てみると、近所のヨハネス君ちの3兄弟とヨハネス君のパパも一緒に混じって、我が家の玄関前でボール遊びをしていた。家を出たとたんに、偶然にも彼らにばったりあったらしい。それで、みんなで校庭でボール遊びをしていたそうだ。その後、ヨハネス君3兄弟は我が家で遊びたいと言い出し、ヨハネス君の一番上のお兄ちゃんは、賢浩と、ヨハネス君と真ん中のお兄ちゃんはにこちゃんと遊び始めた。3階で遊んでくれ!とお願いしたのだが、にこちゃんは、自分がクリスマスにもらったものをみせたくて、リビングルームにヨハネス君たちを招きいれた。案の定、ヨハネス君は、すぐにピアノに気づき、弾き始めた。 「おもちゃじゃないからね。」と釘をさしたら、「ここが一番高い音、ここが一番低い音でしょ?」とピアノの右端と左端を弾いた。にこちゃんには、高い音、低い音っていう概念がないから、ヨハネス君の発言にびっくりした。ヨハネス君のお兄ちゃんも、「僕も、弾けるかどうか、やってみたいな。」と言い出した。夫にバトンタッチして、「君たち、手を洗いなさい! ピアノではなくて、他のもので遊びなさい!」と言ってもらった。私が言うより効果がある。とりあえず、今日のハードルはクリア。 レゴや車で遊んでいたが、しばらくして、「お腹がすいた!」と言われた。しかし、すでに、5時を過ぎている。「夕飯はいつも何時なの?」と聞いたら、「6時」と言われた。「じゃあ、もうお菓子はあげられないな。ご飯が食べられなくなっちゃうでしょ。」と返事した。「今何時?」と聞かれたので、時計をみせて、「5時20分だよ。」と言ったら、ヨハネス君はすかさず、「あと40分もあるじゃないか。」と言ったので、ものすごくびっくりした。ヨハネス君は、もう時間の計算ができるのか・・・にこちゃんと同い年なのに、すごい! それとも、世の中では特にすごいことではないのかな? にこちゃんが出来なさ過ぎ?? お腹がすいた、とうるさいので、クリスマスでもあるし、グミベアの小袋を1つずつあげた。 「グミがいくつ入っているかな?」と聞いたら、ヨハネス君は11個、ヨハネス君のお兄ちゃんは12個、にこちゃんは12個だった。にこちゃんはグミベアを並べて、ひとつずつ指差しながら、Eins,Zwei,Drei・・・というふうに数えたが、ヨハネス君は、Drei,Fuenf, Sieben,Elf と数えた。1個ずつではなく、2個や3個のグループにして足していってた。つまり、3+2+2+4 という計算を頭の中でしていたことになる。 3人ともあっという間に食べてしまい、もっと食べたい、と言った。「グミベアの小袋はあと一つしかないけど、どうしたらいい?」と聞いたら、3人は、仲良く分ける、と言った。ヨハネス君は、「僕は、さっき、みんなより一個少なかったから、僕は一個多く欲しい。」と言った。「もし、1個だけあまったら、そうするね。」と私は言った。数えたら、なんと、13個入っていた。「13個入っているよ。」と私が言ったら、ヨハネス君は、「じゃあ、僕が5個で、あとの二人は4個ずつだね。」と間髪おかずに言った。頭の中で、13=5+4+4と瞬時に計算したのだ。これが、今日一日で一番驚いたこと。13÷3=4あまり1 という計算が幼稚園児にできるというのが驚き。もしかして、日本では、そういう子はたくさんいるかもしれないけど、ドイツでは英才教育、早期教育なんて聞かないし、ヨハネス君のご両親がそういう方針の人たちなら、とっくに、ヨハネス君を1年早く学校に行かせていたと思う。たぶん天賦の才なのだろう。 夕飯時、夫にこの話をした。 夫もびっくりしていた。 賢浩やニコちゃんには、これが秀でている、という特別な才能は見出せていない。もともと非凡な一面は持ち合わせていないのかもしれない。この子達が力を発揮できるのはどういう分野なんだろうね? と、答えが見えない会話で終了した。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年12月27日 07時07分59秒
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