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テーマ:海外生活(7774)
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昨日は、お友達夫婦が我が家に遊びに来てくれた。前回うちに来てくれたとき、旦那さんのほうは運転があるからといって。せっかくいいワインをお土産に持ってきてくれたのに全く飲まなかった。それで今回は、ランチをメインにして、夕飯までいてもらうというプランにした。
午後1時から10時まで。実に9時間、ほぼ、日本語をしゃべりっぱなし。普段も私は子供とは日本語だから、ずっとしゃべっているけど、内容が違う。やっぱり大人同士の会話は楽しい。夫には、かわいそうだと思ったが、友人の旦那さんはドイツ語がペラペラだからドイツ語を話しても大丈夫だよと言っているのに、夫はかたくなに日本語しか話さないし、私に通訳しろとも言わないので、ちょっと気になったけど、いつもは私が置いてきぼりをくらうパターンだから、今回はちょっとは私の気持ちも味わってもらおうと、夫のことは無視して日本語で話し倒した。 友人は、今年から働き始めたのだけど、そこの話が面白かった。 衣類をたたんで袋詰めするというような作業が主らしいのだが、単純作業なので、周りの人はみんなおしゃべりしながら作業をする。でも、友人はドイツ語をしゃべると手が止まるので、黙々と作業をこなす。だから、「勤務態度が良い」ととても褒められるそうだ。 ダンボールに「予備」とマジックで書くときに、「Ersatz」と書くべきところを、「Einsatz」と間違って思い込んでいて、そう書いてしまったらしい。後で気づいて直したくてその箱を探したけど、どこにもなくて、どうなったんだろうと気になる・・・とはなしていた。 共感できた話は、「Blau」(青)と書くべきところを「Brau」と書いてしまった、という話。「L」と「R」を間違えることは私も身に覚えがある。 旦那さんが、「でも、ほかの人も間違えたりしている。そもそも君の会社の人はワイン色のことを「Bordo」って書いているでしょ。本当は「Bordeaux」だよ。」と指摘していた。 友人は、去年、無期限滞在許可が下りたそうだ。それまでは、パスポートに「 Aufenthaltserlaubnis」と記されていたのに、「Niederlassungserlaubnis」という表記に変わっていたそうだ。この許可書を見せると、ドイツ人は笑うらしい。「Nieder-」とい響きにネガティブな意味を感じ取るのではないか?と友人たちは分析していた。恵子に聞いてみたが、笑う理由がわからない、と言っていた。ドイツ人の中には、「Niederlande(オランダ)」という言葉にもマイナスイメージを感じ取る人がいるらしい。私には、その辺の感覚は全くわからない。 実は、この友人の旦那さんの紹介でピアノを買った。 「調律や気になることがあったときは、いつでもピアノをみますから・・・」と言ってくれて、非常に心強い。 ところで、ピアノを買ったときから気になっていたのは、ふたを閉める前に鍵盤にかけるフェルト地のカバーがないこと。私が子供のときにうちにあったヤマハのピアノには深紅の布がカバーとしてついていたような気がする。 友人に聞いて見ると、日本では鍵盤にカバーがついているのが当たり前だけど、ドイツではないピアノも多い、と言われた。でも、会社では作っているらしいので、今度持ってきます、と言ってくれた。 手入れ、管理は、布でからぶきする程度で大丈夫と言われたが、やはり湿度を気にしたほうがいいらしい。 友人のところは、二人とも日本人なので、日本のテレビ番組が見られるチャンネルに加入している。先月、ドラマ「ラッキーセブン」が放映されていたそうで、わたしのために録画してDVDに落としてくれた。VS嵐も放映されているらしいが、1-2年前の古いものだといっていた。でも、紅白とニュースだけはリアルタイムで見られるそうだ。31日はドイツ時間の午前11時から紅白が始まるそうで、リアルタイムで見る、と言っていた。録画してあげるね、とも言ってくれた。持つべきものは友達だわ、としみじみ思う。 お正月にはラッキーセブンのSPドラマもあるが、日本に住む友人が「録画してあげようか?」とオファーをくれた。この友人は、以前もうちの子供のために日本のアニメをDVDに録画して送ってきてくれたのだが、我が家のDVD機でも、PCでも、再生できなかった。以前、実家に頼んで録画してもらったものも見ることはできなかった。地デジ化以降、日本から送られてきたテレビを録画したDVDはまったく見られなくなってしまった。我が家のテレビがいまだにブラウン管なのが問題なのだろうか?? こちらの日本のテレビチャンネルで放映されたら、録画してあげるね、と友達が慰めてくれた。 夫はほぼ90パーセント私たちの話を聞いているだけだった。だから楽しかったどうかわからないけど、少なくとも私にとっては楽しい時間だった。 明日のSilvester(大晦日)は友人宅でラクレットパーティーに呼ばれている。クリスマスは家族と、大晦日は友人と祝うのがドイツ式らしい。明日は、もちろんドイツ語だけの会話になるから、今度は私だけが蚊帳の外という状態になりうるかもしれない。でも、年納め。会話に加わるよう頑張ってみたい。花火も一杯買ったし、子供たちは明日をすごく楽しみしている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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