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テーマ:幼稚園やお家での事(1780)
カテゴリ:ニコちゃんの言語発達
昨日、にこちゃんをErgotherapie(作業療法)に連れて行った。
前回は、にこちゃんの筋力や体の動きをみるようなテストだったが、今回は、イスに座って「Wahrnehmung」(知覚)テストを受けた。 たとえば、灰色の幅1cmぐらいの線がかいてあって、その真ん中に鉛筆で線を書くという問題があった。一旦書き始めたら書き終わるまで鉛筆を紙から持ち上げてはいけない。しかし、線を書く問題は、幅がだんだん狭くなっていって、最後は点線をなぞるとか、けっこう曲がりくねった線になり、にこちゃんは、何度も鉛筆を一旦紙から離し、書き直していた。 にこちゃんは、先生の説明がわかっているのかわかっていないのか、先生にも私にも判断が難しかった。たぶん、先生の言っている意味は、半分もわかっていなかったと思う。でも、絵を見れば、だいたい何を要求されているのかわかるようになっているので、問題なくできた。 左と同じ絵を右から選ぶ、というような問題も多かったのだが、にこちゃんの場合、選択肢が5つあったとしても、5つとも見比べる問いことをしない。たぶん、左の絵と比べるときに、左から見ていき、同じようなものがあると、それを選んでしまう。最後まで見ないので、「うーん、これはちょっと違うかも。。。でも、大体あっているから、これでいいかな?」というような感じで選んでいた。 いろいろな問題があり、どんどん難しくなっていく。にこちゃんは、途中あくびをしていた。やる気がなさそうだったが、さすがに知らない大人が横にいるので、ふざけることはなく、ため息をつきながらも、最後まで問題に取り組んでいた。 一番最後の問題は、大きい四角、小さい四角、大きい丸、小さい丸があり、大きい丸の中には二本線、小さい四角の中には×が書いてあった。 その下に、大小の丸や四角があり、大きい丸には二本線、小さい四角には×を書き込む、という問題だった。しかし、この問題は、絵を見ただけでは何を要求されているかにこちゃんには見当がつかなかったようだ。先生が2.3度問題文を読み上げ、説明したが、わからなかった。先生が、実際にやってみて、ようやく気づいた。 最後のページに、大小の丸と四角が200個ぐらい書いてあった。その中から、大きい丸と小さい四角を探し出し、二本線や×を、1分間にどれだけ書き入れることが出来るか、という問題だった。にこちゃんは、最初、何をしていいのかわからなかったのか、まるっきりやる気がなかったのか、何も書き込まなかった。どうなるのかとハラハラしてみていたら、後半はエンジンがかかり、どんどん書き入れていた。しかし、上から順番に書き込むわけではなく、真ん中からはじめたり、ランダムだった。 この結果は、あとで分析してレポートにして送ってくれるそうだ。 私が見た限りでは、幼稚園の年長さんってこんなもんかな、と思った。 たぶん、幼稚園をお受験するような子は、この手の問題がきっちり解けないとダメなんだろうなーと思った。 今日は、賢浩は、数学のテストで、昨日の夜は、いつもどおり、一夜漬けに付き合った。関数グラフ用の電卓を使うので、忘れないようにしなさい、と念を押した。賢浩は、「わかっているよ。もう、ママは、僕が忘れ物をしても、学校に届けてくれないんでしょ。」と言った。 それなのに、今朝、また賢浩から電話があった。学校の秘書室で電話を借りたそうだ。 「ママ、また美術の道具を忘れてしまったんだけど、今から届けてくれる?」 私は、「馬鹿!」と一言言って電話を切った。 道具がなかったら、2時間することなく無駄に過ごすことになるので、仕方なく、届けた。昨日は、数学のテストで頭が一杯で、ほかの事を準備するのがすっかり抜けていたようだ。 学校に行ったら、「あっ、ママ・・・」と私の姿を見つけてすぐに飛んできた。 家に帰ってきてから、「ママが持ってきてくれると思っていたの?」と聞いたら、「うん」と返事した。思いっきり恩に着せてやろうと思っている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年01月10日 23時58分16秒
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